皆さんGODIEGOってバンドはご存知でしょうか?
埼玉県出身の僕はタケカワユキヒデさんがきっかけで知ることになりました。銀河鉄道999とか歌っているあのカッコいいおじさんバンドです。
そのおじさんバンドがおじさんバンドになる前の若い頃の音源と今の音源を聴き比べると明らかに進化してるんですよね、おじさんたち!
▼昔
▼最近
僕はビートから消えた忙しなさが消えたことにすごい好感を持っています。こういう落ち着いた演奏ってある一定の境地まで来ないとできないからです。
そこから前のような前のめっていく疾走感を求めるか、落ち着いた演奏をするかの取捨選択が熱いのです。
で、今日はそんな落ち着いたビートの影の立役者、トミー・スナイダー(drum)の8ビート演奏術について書きたいと思います。
トミー・スナイダーは以前は下記のような感じでビートを刻んでいました。
※2と4でバスは踏んでませんね、ごめんなさい採譜ミスです。
しかし最近の映像を見ると(3メロがわかりやすい)なんと1と3でハイハットを抜いているんですよね!
これはすごいです。
ハイハットを抜くことでバックビートが強調されてこの落ち着いた後に引いた感じが演出されています。
そして次の熱いポイントです。
ハイハットとスネアを同時に打たないんですね〜!
あえてスネアを打つタイミングでハイハットを抜いています。通常の8ビートであればここは意識せずハイハットを入れるところでしょう。
ここでハイハットを抜くことで、タイトにスネアをまとめ、結果として2拍目4拍目を強調して裏で引っ張るグルーヴが生まれています。
これもすごいことです。
アカペラのボイスパーカッションだと意識せずに、勝手に音を抜いてしまうことって多いと思います。あるべきハイハットを抜くことでグルーヴは大きく変化します。自分がハイハットを抜くことで、ないしは入れることで、どんな変化があるのか考えてからドラムラインを組み立てられると走者としてワンランク上を目指せると思います。
そしてアマチュアロックバンドの皆さんは、コピーをする際になんとなくハイハットを入れるのではなく、あえて抜くことで得られるリズムの変化も楽しめるとドラマーとしてワンランク上を目指せると思います。オープンリムショットなのか、ハイハットを抜いたスネアなのか、8ビートの2と4だけでも色々と工夫できると思うので是非そこの工夫を楽しんでみてください!
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