遥かいにしえ、2012年5月に渋谷でライブを行った際に対バンをしたkiki*と言うバンドのデモテープをいただいたのを思い出した。
先日面接の帰りに電車に乗っている時にふと思い出して聴いてみたのがことのきっかけである。最近アカペラアレンジをする際の選曲が洋楽に偏っていたのでほんわかとした邦楽っぽさが非常に良かったので紹介したい。
この曲は対バンした際に新曲と言って披露されていた曲なのでおそらくもう2年程歌われていることになるのかな???
kiki*さんの魅力は何と言っても紅一点女性ボーカルだと僕は思う。特にサビの発生が非常に美しい。無理に地で張ろうとせずにすっと抜いたり、ミックスボイスの裏声率をあげたりしている感じが好きである。非常に綺麗な声で癒される。僕が知らないだけかも知れないがアカペラをやっている人でこういう歌い方を出来る人を僕はあまり知らないので新鮮だった。
そしてギターのお兄さん達も素晴らしい。
実はギターのお兄さん2人とボーカルの方は兄弟らしい!ちょっと驚いた。でも言われてみれば顔似ているよね。
マンドリンのお兄さんの優しい声での字ハモも素晴らしい。
しっかりと女性の声に溶かしつつも、女性の声を綺麗に引き立てている。男として生まれたからにはこんな字ハモしてみたい人生だった。普段トゥンプス言っている僕からしてみたらちょっと憧れる。笑
ちなみにこれはスタジオでドラムとベース入れて撮ったバージョン。公式HPにあがっていた。
このドラム、ハイハットの裏打ちから普通に打ち始める際に打っているフィルがたまらなく好きだ。フィルに限らず盛り上げるのが非常に上手い。一曲通してドラムの構成を作る上ですごく勉強になった。2メロに入る際のさりげないシンバルとか色々探せば探す程参考になるところがざくざく出てくる。
アカペラという奏法で音楽をやっていると、アカペラが音楽であることをついつい忘れてしまう瞬間と言うのは訪れる。
「アカペラだから」「アカペラは」「アカペラだと」とついつい考えてしまいがちだが、結局は同じ音楽である。先日も紹介した通り、僕はアカペラをアカペラとしてしか捉えられないのは非常に勿体ないと思う。
そんな時、アコースティックのバンドさんの演奏を聴くのは良いものである。音楽と言う視点からアレンジや曲づくりをする際の参考にもなるし、何より音楽の力で心が癒される。
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