【アカペラ】空気を読むコーラスになろう!空気の読めるコーラスとは?


楽譜以上のアウトプット
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さてさて。
せっかくアカペラーの方に多くフォローしていただいたのでアカペラ記事でも書こうかなと思って今日の記事は書いております。今日のテーマは「空気の読めるコーラス」です。僕は大学生活後半はボイスパーカショニストとしてよりもアレンジャーとしての視点を大切にアカペラに取り組んで来たのですが、そんな時に後輩のA君が物凄く良いコーラスだったので彼が如何に最高のコーラスだったのかA君を讃える記事を書きたいと思います。



あなたは上から4段目!さあどうする?
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例えば仮にこのようなコーラスワークがあったとしましょう。
貴方は低い方の男声パートです。さあどのように歌いますか?

これがコーラスが如何に空気を読むかと言う事だと僕は思っております。

ちなみにA君は同じような場面に直面した時に何か言う前から「下で支えるパート」だと言う事を自覚して少し声の地声成分を多めに低めのところでコーラスを響かせてくれました。そしてそれだけでなく自身が高い位置で張っているコーラスとベースをつなぎ止める役割だと言う事も意識して歌ってくれたのです。これはアレンジャーとしてはたまらなくありがたいことなわけです。

楽譜から編曲意図を汲んでそれを自分なりに落とし込みしっかりとアウトプットしてくれる。そうすることで楽譜が本来持つ良さを100%出すどころか楽譜以上に良いものが出来るわけなのです。


じゃああなたが女性だったどうする?
そしてこの楽譜。
女性パートが4段目以上に鍵になるパートです。

「なんのためにリードと音を被らせているのか?」

ここまで考えて歌えるリードないしは女性コーラスは本当に空気が読めていると言えます。
男声にとって苦しいhiAやhiBの音が続くから交代でユニゾンさせているわけです。たとえ発声が聞き苦しくなってしまったり音が当たりきらなくても中和したり誤摩化すことが出来ます。男声1人では薄くなってしまう高音域でも女性ならhiBぐらいなら出ますし出て欲しいところではあります(一般的に男声でいうmidGが女性のhiCだと言われているそうです)。

アレンジャーとして楽譜をバンドに持って行った時に何も言わずともここまで出来るバンドは本当にテンションがあがりますし、楽譜もどんどん改良されバンドの曲として楽譜も曲も良くなって行くので楽しいです。


ただ置いてある音を歌うのではなく考えよう!
ただ置いてある音を歌うのではなく考える事が大切です。
この局面での自分の役割はなんなのか?そこの和音からしてそこの音はどのような役割があり自分は何が求められているのか?難しい音とびなのか?迫力のある高音なのか?透き通るようなファルセットなのか?包み込むような響きなのか?しっかりと空気を読んで、そして正解のアプローチを出来る奏者ってやっぱりバンドに置いて強い気がします。

メンバー全員がバンドや演奏内での自分の役割をしっかりと見極めて、相互に助け合いそれが化学反応を起こした時に、バンドの演奏はバンドだからこそなし得る素敵なものになると僕は思っております。

是非。
歌う際には自分が・自分の音がその場面場面で何を求められているのか考えて歌ってみてください!


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