【アカペラ】僕が心からオススメできるバンド運営の流儀4つ


誕生日おめでとう!

先日はバンドメンバーの誕生日でした!
あいにくバンドは今メンバーの流学の都合で活動休止中で皆で祝う事は出来なかったのですが大変おめでたいことです。是非また皆で集まる時に思い切り祝いたいなと思います。

さてさて。
実はまだ元気よく活動していた昨年の5月は皆で彼の誕生日を祝ったんですよね!ケーキの上に乗っかっているチョコレートの板でバンドの男性陣で順番にポッキーゲームした日が懐かしいです。ちなみに誕生日だったメンバーは巨漢です。笑

そんな彼の誕生日で色々思い出したので、
僕が初めて自分でメンバーを集めてバンドを組んで運営をしていこうと言う時に試行錯誤しながら色々試した中で「これはやって良かった!」と思った事を厳選して4つだけ紹介したいと思います。



1.積極的に皆でご飯に行く
僕がお世話になった大好きな先輩の言葉にこんなものがあります。

「皆でご飯に行かないバンドは上手くならない。」

僕はこれは最もだと思うのです。
頭が良さげに表現すると「バンドは歌うために集った人の集合体」ですが大前提として「人」なのです。

より高次元なものを目指すためにも、よりお互いの意見を交換し合うにも、
そもそもお互いに心が打ち解けていなければ何も話せません皆で頑張ろうと言う時に心を1つに出来ません。

親睦を深める意味でも初回の顔合わせの練習の時や夜遅くまで練習を頑張った日には積極的にご飯イベントを企画しました。

ちなみにバンドで行ったご飯会のうち、
ほとんどのご飯企画がらーめんかピザだったのは僕の食べ物の趣味です。笑


2.メンバーの誕生日は全力で祝う!
絶対にメンバーの誕生日は疎かにしないようにしました。
メンバーの誕生日がある週の練習またはその前後の週の練習でケーキを買って来て皆で全力で祝っておりました!

またメンバーが誕生日の日に

「練習を休ませてください。」

と、断ってくれた際にはバンドの方針として絶対に引き止めないようにしていました。

年に1回の誕生日です。
たとえオーディションの直前であれ無理矢理「バンド練に来い!」と言うのはおかしな話です。年に一回の誕生日。人によっては一緒に過ごしたい恋人も居るでしょう。なのでバンドの方針として“恋人や自分の誕生日の時は素直に話してくれれば休んでもお咎め無し”にしたのです。

ただし「嘘をついて休んだ場合には咎められること」と、
「休む際は自分でしっかりと日程の振りかえ案を提示して皆の予定調節をすること」が条件でしたが。

良いバンドであるためには個々が過ごしやすい環境を用意するのが一番大事で、そうすることで皆がバンドと言うコミュニティを好きになれるし、その好きなコミュニティの為に頑張ろうと言うモチベーションに変わると思うのです。


3.常に皆への愛を口に出し続ける
メンバーを誘う際に僕は強いこだわりがありました。
絶対こいつじゃなきゃダメなんだと言う確固たる気持ちで後輩をストーキングし口説き落としてバンドに引っ張って来たりもしました。その甲斐もあり当初バンドを組もうと思ったときに歌いたかった5人全員から承諾を貰う事が出来ました。

そんな自分が歌いたかった5人が集まってくれたと言う事もあり、バンドへの愛や個々への愛は凄まじかったです。

「このパートはお前じゃなきゃダメなんだ!」
「お前のここが好きだからもっとそれを出して欲しい!」
「お前ならこれ出来るから頼りにしてるぞ!」
「ここがめっちゃ良かったよ!ありがとう!」
「お前ならもっと出来るよ!だって上手いんだから!」

全部が本音です。
僕が運営で一番頑張ったのは「好き」や「良い」を恥ずかしがらずに常に口に出して相手に伝える事かも知れません。

「○○のリードがめっちゃ好きだ!」

って思っていてもなかなか練習の最中に顔をみて相手に言うのって難しいです。
それでも言われたときは恥ずかしいですが好きと言われて嫌な想いをする人は居ません。

だったら自分が恥ずかしい想いをするだけで相手に自分が「好き!」と言うメッセージが伝わり相手も嬉しい気持ちになるならこれはかなり安い買い物です。


4.バンドの目標を掲げ続ける
また積極的に大きな目標を掲げ続けるのも大事です。
人間どうしてもモチベーションのアップダウンはあります。

そんな時に「俺等はこう言うバンドでこう言う目標があるよね!」って言い続けるのが凄く大切だと思うのです。特にバンド全体としてモチベーションが下がってしまった時には「俺等ってこういうところが凄く良いところだよね」とか「次の目標は○○だからそこでは絶対にこうなっていようね!」とか。

目標が定まるとゴールが見えるので努力の方向性が見えてきます。
嵐の海で目標を見失ってしまいそうになったときこそ「今までこれだけ頑張って来て、後少しでこの目標に到達出来るから、最後にこれだけ頑張ろうぜ!」って胸を張って声をあげていくことが大事だと思います。

また“愛”と同様に「皆でサークルライブのステージで歌いたい」と思ったら素直にそれを皆の前で言うのも大切です。「ここまで皆で頑張って来れたのは皆のおかげ。だからこそ最後に皆で一緒にライブのステージで歌いたいんだ!」って。

歯の浮くような恥ずかしい台詞ですが、思っていても感情は口に出さなきゃ伝わりません。

積極的に口に出してみましょう。
皆の士気がそこに集まりますし、お互いがお互いに何を考えているのか伝わってきますよ!


僕のモチベーション
これらを実践すると皆に愛が伝わった時に皆もバンドを愛してくれるようになります。
するとそこには更なる愛が溢れてバンドメンバー全員がバンドのことが大好きな状態になっていきます。

実はこれって凄く大事なことだと思っていて、
オーディションに落ちてしまったとき等にバンドの活動が滞らずにしっかりと歌い続ける事が出来るかっていう部分と直結してくると思うのです。

メンバーが流学に行く前の最後のオーディションで落選してしまったときは家で1人で泣きましたし、楽譜とにらめっこして後悔したりもしました。不運な事に結果発表の数時間後にバンド練があり、皆が来てくれるか凄く不安な状態で練習に向かったのを今でも覚えています。そして定時になると誰1人欠けずにその場に皆が集まっていて、何故かそんなことが凄く嬉しかった事も。

バンドって結局は人です。
どれだけ上手い人を集めてどれだけオールスターのようなバンドを組んでも最後にバンドを決めるのは歌う人なんです。皆で悩んで皆で苦しんでそして皆で壁を乗り越えて行くうちに絶対にバンドは大成します。

あなたが全力でバンドを愛せばメンバーがその愛に応えてくれます。
メンバーが愛に応えてくれた時にバンドに愛が芽生えます。そんなバンド愛が強くなればなるほどバンドはコミュニティとして成長してより良い音楽を目指しながら皆で楽しく壁に向かって行ける場所がそこに生まれます。

活動休止前最後の曲では僕のわがままで6人での字ハモを入れさせてもらいました。

活動休止前最後の曲では僕のわがままで6人での字ハモを入れさせてもらいました。


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