【アカペラ】サークルのライブに同じ人が何度も出るのは悪い事なのか?


Twitterでの議論を見て

Aさん「同じ人が違うバンドで何度もステージに立つのは良く無い!色んな人が立った方がステージが面白くなる!」

Bさん「同じ人でもバンドによってキャラが変わるものだ!それを見るのもまた一興!」

Cさん「単純に上手い人がより多く歌うべきだ!」

ってな感じで色んな意見が出ていました。

僕はこの中で一番自分の意見に近いものを選べと言われたらCさんの意見を支持します。なんでCさんの意見を指示するのか僕なりの意見を書いてみます。


1.同じ人が歌っても飽きないでしょ
さて。

  • 名も無き素人が1人1曲ずつ合計10曲が披露されるステージ
  • Pentatonixが10曲歌うステージ

あなただったらどっち見たいですか?
余程Pentatonixが嫌いでも無い限り、Pentatonixを10曲聴きたい人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?それは彼らが優れたパフォーマーであり、10曲の尺を持ったステージでもお客さんを飽きさせる事無くパフォーマンスが出来るからです。

僕は極論、お客さんのことだけを考えるのであれば上手いバンドが尺全部持って行っても良いのではないかと思っています。

※極論ですよ!!!

ただし、それをやってしまうと

「サークル全体の士気が下がる」

「ソロライブではなくサークルライブなので1つのバンドが尺を締めるのは趣旨が違う」

「アマチュアのバンドでサークルライブを独占出来るほどのパフォーマンスが出来るバンドが居ない」

「仮にそういうバンドが居てもわざわざサークルライブの尺を独占せずにソロライブをやっている」

あたりの理由から、1つのバンドが尺を独占しないのかと僕は勝手に思っています。


2.尺を奪うぐらいの奏者なら歌い分けぐらいするでしょ!
優れた奏者は一緒に演奏する奏者や演奏する曲によって巧みに演奏を変えてきます。

つまり、1人で何バンドも出るような人であれば歌い分けは余裕で出来るわけで、お客さんを飽きさせる事って無いと思うのです。時に情熱的にロックを歌い、時に心を込めてバラードを歌い上げ、時にソウルフルにR&Bを歌い…。コーラスで美しくハーモニーを奏でた直後に、ベースでありえないグルーヴを出して来る猛者もいるでしょう。

逆に「同じ人だから飽きる」って思われているうちは、奏者としてまだまだ未熟なのかも知れません。


3.得意を伸ばせ!
ちなみにこれも僕の持論なのですが、同じ人だけがステージに立っているサークルってどこかサークルとして健全じゃないと思っています。

また10年に1人レベルの歌姫は例外としましょう。

僕は人には得手不得手があると思うのです。

バラードが得意とか、ロックが得意とか、疾走感のあるリズムが得意とか、オシャレなシャッフルビートが得意とか、低音でハモるのが得意とか、高音を張るのが得意とか、色々あるじゃないですか!どれだけ上手い人でも、苦手なことってありますよね。逆にどれだけ不器用な人でも、特技を磨けばこれだけは誰にも負けないって武器が出来る(※)かと思うんですよ。

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でね!

バンド組むときって「その時々のベストメンバー」で組むわけじゃないですか?

つまり、バンドのコンセプトにそった演奏をするのが一番得意な人がそのバンドのメンバーになるわけなんですよ。だから、ちゃんと個々が自分の得意不得意を分析して、自分の得意を伸ばすような練習をしていて、周りがしっかりとそれを評価している状態では、ずっと1人の人だけがステージを独占するって相当難しいと思うんですよね。

それにジャンルが偏るなんて事も普通は起きないと思うんです。

例えばこの2つに優劣つけられますか?
ゴスペラーズの「永遠に」とPentatonixの「Problem」はどっちがより演奏として優れていますか?

得意を伸ばして、得意なところで勝負すれば、絶対に同じ人やバンドが重複することって無いのではないかと思います。だからこそ、審査の時はジャンルとか人被りとかそんなものは気にせず、「良いもの(審査員が良いと思うもの)」を選ぶべきだと僕は思っています。


まとめ

  1. 同じ人が歌っても飽きないでしょ
  2. 尺を奪うぐらいの奏者なら歌い分けぐらいするでしょ!
  3. そもそも個々がしっかりと長所を伸ばしていればそんなこと起きないでしょ!

以上の理由から、僕はサークルライブでは

Cさん「単純に上手い人がより多く歌うべきだ!」

って意見を支持します。


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