どうも!今日は私の秘伝のタレを紹介します。
本当はあまり紹介したくないのですが(僕への依頼が減るので)、最近mokabuu.comの更新も滞っていたので、いつも読んでくださっている皆さんに恩返しの意も込めて、mokabuu.com流フィードバック術の秘伝のタレを紹介しちゃいます!
- 誰がやるのか?
- その人はいるのか?
- どれぐらい手間がかかるのか?
- その価値はあるのか?
- 今なのか?
こんな言葉きいたことないですか?
僕も3年とか4年前は言っちゃってました。
ただしこんな日本語があります。
言うは易し
例えば「和音使いが単調だから直した方が良いよ」ってフィードバック。
一見、まともそうに見えますが、アレンジャー不在であるために購入した楽譜だったらどうしますか?
アドバイスやフィードバックするときは思ったことを言えば良いってもんじゃありませんよ・・・。
上記の例だと「誰が楽譜の音を直すのか」考える必要がありますね!
当然、音楽の知識がある人が直すわけですが、次にそれができる人がいるのか考えるわけです。
「バンド内に誰か音楽知識を勉強して楽譜を直せる人を作るのか」とか、「バンドの身近に頼れるような先輩はいるのか?」とか。
ちなみに余談ですが、ここで「バンド内に楽譜直せる人いる?」って嫌味を言う人いますよね。笑
いたら楽譜の音を直せって言うフィードバックはあがりませんよ!
わかりきったことを聴くのはやめましょう。
嫌味にしかなりません。
次に考えるべきは手間です。
上記の楽譜の例で語ると、勉強するにせよ、先輩にたよるにせよ、手間がかかります。
じゃあその手間ってどれぐらいだと思いますか?
仮に1から音楽知識を詰め込んで、今ある楽譜の音を直すとしたら、数ヶ月単位で時間かかりませんか?
例えばサークルライブを一ヶ月後に控えたバンドにフィードバックする時に、「バンド内にアレンジできる人育てようね!」とか言い出したらフィードバックにならんわけですよ!
サークルライブまでに
①勉強
②楽譜修正
③音とり・練習
を全部できるかっちゅーの!
と、言うお話です。
じゃあアレンジャーを育てている時間もないので先輩に和音の手直しをお願いするとしましょうか。
次に「その価値はあるのか」考えるべきです。
先輩の時間使って、楽譜直して、音取り直して、詰め直す価値があるのかっていうお話です。
価値があるならやるべきです。
価値がないならやめるべきです。
じゃあ何を持ってやる価値を測るのか?
僕はここは答えは1つじゃないと思っています。
ただフィードバックする人が、「ここの和音を直すことで、こういう良いことがあります!デメリットはこれだけあるけど、それを差し引いてもやるべきです!」って言えなきゃそんなんフィードバックでもアドバイスでもないと思いますよ!
ちなみに僕にここを直せと指摘されて腑に落ちない時は容赦なくマサカリ投げてください!
それは「いまやるべきことか?」の議論です。
ものごとには優先順位や段階っていうものがあります。
それをすっ飛ばしてやっても何もうまくいきませんよね!
先ほどの続きでうまい例が思いつかないので、例を変えてしまいますが、
例えば音が取れていないコーラスに対して、和声の理論を詰め込んで、ピッチについて勉強させることにどれぐらいの価値があると思いますか?
もちろんピッチ感は大切ですよ?
でも音とりができない人にいきなり語るべき内容ですか?
あくまで、思いつきベースの例ですが、
うまいコーラスになるためのステップを5つ定義します。
①大きな声で歌える
②一人で楽譜の音で歌える
③周りにつられないで歌える
④発声に気を使って歌える
⑤ピッチまで気にして歌えるあなたはいま②です。
③になるためには・・・
ってフィードバックの方が良いと思いません?いきなりピッチピッチ言われるよりも。
もちろん⑤を教えないわけじゃないですよ!
じゃあ⑤まで上り詰めるためにはどうしたら良いかって聞かれたら当然答えます。
ただ、最初から⑤について語るのではなく、まずは③になるためのアドバイスをしろよと思うわけです。
いかがでしょう?
- 誰がやるのか?
- その人はいるのか?
- どれぐらい手間がかかるのか?
- その価値はあるのか?
- 今なのか?
を実践して考えるだけでフィードバック・アドバイスはいっきに有意義になると思います!
ぜひ、他人に何かアドバイスする際は、参考にしてみてください!
質が上がると思います。
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