僕は時としてアドバイスは
相手にトラウマを受け付けてしまうものだと思っています。
なぜならば人は一度“苦手意識”を持ってしまうと
本来できるはずのことでも萎縮してしまって出来なくなってしまうからです。
周りから“アイツはあれが出来ない”と
言われ続けているうちに次第に自分でも
“自分には出来ない”と思うようになり
“出来ない自分”を無意識に演じるようになってしまうのです。
本人が気付いていない改善点に関しては言うべきですが
本人も既知の改善点についてはあまり言い続ける必要はありません。
なぜならば言われ続けているうちに
言われている本人が“私はダメなんだ”と
思うようになってしまうからです。
例えば「A君は裏拍がとれない」と言われ続けるうちに
A君は裏拍に対してコンプレックスをもってしまい
変に裏拍を意識するようになってしまい今までとれていた
表拍でのリズムすらとれなくなってしまいかねません。
ましてや1人が言うと
“アイツは裏拍がとれない”と専門家かのように語り出す
似非専門家も中にはいるかと思います。
そうするとどこにいっても“裏拍がとれない”と
言われるものですから当然A君はリズムにどんどんコンプレックスを抱き
どんどんリズムが苦手になっていってしまうわけです。
別に自分が出来ることだけを相手に指摘する必要は無いんです。
ただ「お前これが出来ないよね〜!」だけ言って放置するのは
アドバイスではなくただのパワーハラスメントです。
そもそも相手が既知の改善点についてはわざわざ相手に言う必要なはないのです。
そっと出来るようになるのを見守る事も大切なアドバイス方法の1つだと僕は思います。
苦手意識を持っている人の苦手について言及しても
相手の苦手を加速させるだけですしトラウマを植え付けるだけです。
相手の改善点について言及しつつ
共に苦手克服のために悩むことが大切だと僕は思います。
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