【アカペラ】なかなかバンドの声量が上がらない時に試して欲しい練習法


おことわり
恐らくこの練習法を試すと一時的にバンドの演奏が崩壊してしまうかと思います。
でもそれは新しい事に挑戦しているからであり、何か”今まで通り” を変えようとするときに一時的なレベルダウンはつきものです。それを承知の上で読んでいただけたら幸いです。

どうも!
僕です!

先日バンドメンバーが1年間の流学から帰国しまして。
1年ぶりにバンド練習をしてきました!

もともと声量で押すタイプのバンドだったので、1年間歌っていない事により各々が歌えなくなってしまう事が心配だったのですが思ったよりも保存状況がよく。今から次の練習が楽しみなのですが、

声量で押すバンドとして
バンド練習をして行く上で徹底した事

を今日は紹介出来たら良いなと思い記事を書いております。



「デカい」「うるさい」禁止令
僕はそのバンドを結成した際に
High School MusicalやGleeの曲をカバーしていきたいなと思っていたので、
表現力や声量に特化したメンバーを探してまわりました。
※後は自分が個人的に好きな人間(笑)

晴れてバンドが結成されてまず1個の暗黙のルールを作りました。

特定のパートの人の声量が大きい時に
声を抑えるように言わせない。

常々バンド練で音量バランスの話になると「抑えるのは違う」と言うようにしてきました。“引き算”ではなく”足し算”で歌って欲しいと。“小さくするべき所を抑える”と言う認識ではなく”盛り上がりどころで盛り上げる”と言う認識を持って欲しかったのです。


最初に抑えてしまうと声が出なくなる
石像を作る時と同じです。
はじめに小さな石を削って整えてしまうと大きな石像は作れなくなってしまいます。

最初は荒削りでも良いので
兎に角大きな石を探す事が大切だと僕は思っております。

誰かのパートが音量バランスを破壊してしまうぐらいの音量だったときには全員がその人の音量に付き合って声を張るようにしました。サビ前とサビの音量が同じだった時はサビ前の音量は絶対に下げずにサビの音量を徹底してあげるようにしました。

まあ最初は叫んでいるだけになってしまっている時もありましたが、
どんどんそこから角を削って行くうちにしっかりと分厚い1つのハーモニーになるものなんです。


まとめ

声なんて出さなきゃ出るようになりません。

それを和音や縦にばかり捕われてしまって声を出さずに綺麗に歌うことだけ意識していては“綺麗なだけ”の演奏になってしまいます。

伝えたいメッセージがあってなんぼ。
メッセージを表現してなんぼ。

特に歌っている曲がドラマや映画の劇中歌ばかりだったので、
我々にとって「表現する」と言う事は「ハモる」よりも根底にある大切なことだったのです。

是非「声が出ない」「表現力を指摘されてしまう」「お客さんに伝わらない」等の悩みを抱えているバンドがありましたら、まずは大きな声で全身で表現することだけに注力してみてください。

そこから角をとっていくと、
完成したときには見違えるように爆発的なエネルギーを秘めたバンドになっているはずです!

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