【アカペラ】プロの楽譜を手にしたら歌う前にやってほしい3つのこと


プロの楽譜を歌いましょう!
ゆくゆくはオリジナルアレンジを歌えるようになりましょう!
しかしそのオリジナルアレンジをするためには「勉強」が必要です。要するにプロの楽譜を採譜してプロの楽譜を歌わなければ良いアレンジ等できるわけが無いと言う事です。

たまに「なんで採譜が大事なんですか?」と言う質問を受けるのですが、採譜をせずに編曲をするのは“模写をしたことが無い美大生が絵を書き続けるようなもの”です。ちなみに「なんでプロの楽譜を歌うのが大事なんですか?」と言う質問に答えるならば、プロの楽譜を歌ったことが無い即ち“プロの書いた漫画を読んだことが無いのに漫画家を目指すようなもの”です。

さてさて。
それではプロの楽譜を歌うことを前提にプロの楽譜を歌う前にやってほしいことを3つリストアップしてみたいと思います。



1.まずは原曲を聴こう
まずは何と言っても原曲を聴かずには歌えません。
しっかりと原曲を聴いてください。

この時にプロから直接購入した楽譜ならば「楽譜と違う所」や「振られたスキャットの歌い方」に聞き耳を立ててみてください。僕はTRY-TONEはあまり歌って来なかったのでよくわかりませんが、ことVox Oneに限っては楽譜のベースラインと実際にトムさんが歌っているベースラインが全く違っています。

なのでまずはしっかりと楽譜通り楽譜を眺めてみて、その上で原曲と聴き比べる事が大切です。

メンバーがつくってくれた楽譜なら尚の事です。
人間には当然ミスがあります。そういったヒューマンエラーは皆で直して行くつもりで是非採譜ミスがないか全員でチェックするようにしましょう!


2.次にコードを振ろう
次にコードを振りましょう。
なんとなくで歌ってもハモるわけがありませんし、コードを理解せずに歌っても曲のダイナミクスをつけられるわけがありません。何故そこにその和音があるのか?その和音はどのような働きをもった和音なのか?そしてその働きを最大限表現するにはどのような歌い方をすべきなのか?

今度は自分たちで考えてみましょう。
その過程で原曲を何度も聴いてみるのもありかと思います。

Reverse Chord Finder Pro

僕のオススメのiPhoneアプリです!
何故か無料版が見つからなかったので有料版をのっけておきますが、コードを学ぶ上で非常に便利なアプリなので是非もっておいて損は無いです!ちなみに僕は大学1年生の時に入れて以来放置している無料版がiPod touchに入って居ます。今でも採譜や編曲するときには必ずと言って良いほど使っています!

CmとかFsus4とかふったあとには「Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ」など進行も振るようにしてみてください!
その上で演奏をする際にはトニック(特に”Ⅰ”のトニック)の響きだけは死守してください!


3.曲の分析をしよう
最後に歌う前には曲の分析をしてみてください。
ボサノヴァなのか?ポップスなのか?スウィングのツービートなのか?どんなリズムなのか?それに対してボイスパーカッションは?ベースは?コーラスは?

そのアレンジに込められた意図はなんなのか?
原曲に込められた意図はなんなのか?
その意図を踏まえてどのような演奏を目指すのか?

色々考えるべき事はあるかと思います。
歌う前には一度それらのことを皆で考えて紙にでも書き出しておくと良いかと思います。難しい曲に挑戦してゴールを見失い迷子になったときでも原点が光をともす灯台の役割を果たしてくれます。


まとめ
アカペラを楽しむ上でプロの楽譜を歌うことはこの上なく大切です。
しかしながらただ歌うだけでは効果は期待で来ません。

是非歌う際には上記の3つの事を意識してみてください!!!

0efc9107814d7615934ba1013f791064_s


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す