【アカペラ】バンドやサークルのエースとなる人&バンドやサークルに居て欲しく無い人〜エースプレイヤーとはどんなプレイヤーか?〜


究極の2択

「実力は確かだが、バンドやサークルのやり方に否定的なAさん」

「腕は今ひとつだが、バンドやサークルへのロイヤリティが高いBさん」

皆さんがサークルの代表やバンドのリーダーだったとしましょう。皆さんはAさんとBさんどちらを高く評価しますか?


ビジネスの世界では正解は・・・
ちなみにこの質問。ビジネスの世界では正解は「Bさんを高く評価する」です。

実は経営者の視点から見た時にAさんって組織にとって邪魔な人間なのです。「サークルの方針が皆で練習して皆で上手くなる」なのに「サークルの全体での練習に来ないけど歌ったらめちゃんこ上手いAさん!」が居ると、1年生がAさんと見た時に「なんだ!練習に行かなくても上手いじゃん!」とか「Aさん練習来ないのに歌ったら馬鹿上手いとかカッコいい!」と言う風に感じてしまうリスクがあります。そうなるとサークルの文化が壊れてしまうんですよね。なので経営者の視点から見た時に「文化への共感」「実力」よりも大切なのです。

なのでビジネスの世界では以下のように評価がついて行くのです。

  1. 実力が高い、ロイヤリティも高い
  2. 実力は低い、ロイヤリティは高い
  3. 実力が高い、ロイヤリティは低い
  4. 実力が低い、ロイヤリティも低い

ここの2と3を逆だと勘違いしている「実力さえあればなんでも良い」と思っているプレイヤーが居ると最悪なのです。


最悪のプレイヤーを黙らせるのは誰の仕事か?
最悪のプレイヤーが最悪と言われる所以は2つあります。

  1. 実力もロイヤリティも無かったら辞めてもらえば良いのだが、実力があるので辞められては困るケースがある。また実力があるので、更生してくれれば組織にとって欠かせない人材になる(腕が良いので辞めさせるのが惜しいというケースです)。
  2. 実力があるだけに、文化を破壊するリスクが非常に高い(前述した通りです)。

そうなったときに、最悪のプレイヤーを1秒でも早く更生させて、組織にとってかかせない人材へと昇華してもらう必要があります。この時、この最悪のプレイヤーを更生させるのって誰の仕事なのかなって考えてみます。

ビジネスの世界の模範解答では「経営者の仕事」となっています。例えばバンドだったら、バンマスが一緒にご飯に行くなどして、ゆっくりと腹を割って話をして更生してもらうのが最適解と言う事です。確かにこれもひとつの正解です。事実、僕もバンドを組んだときはこまめにメンバーとご飯に行って自分の考えやバンドの理想像について語って共感してもらえるように務めていました。ただし、実体験から言うと、それだけじゃ苦しいのが現実です。


エースの出番
最悪のプレイヤーが蔓延っている時って、エースが不在の時なんじゃないかなと僕は思っています。

つまり、「実力もロイヤリティも高いエース」「ロイヤリティが低いが実力が高い最悪のプレイヤー」が霞むぐらい圧倒的な実力を持っていれば、少なくとも年少者がアウトローに憧れて文化が破壊されてしまうリスクは考えなくて済みます。バンドやサークルにとって一番大切な文化は確実に守られるわけです。

エースって実力だけじゃないんです。

サークルやバンドの文化を背負って、圧倒的な実力で皆のやる気を刺激できるプレイヤーこそがエースなのです。そういったエースが不在だと、最悪のプレイヤーが元気になってしまい文化がどんどん破壊されていってしまうためエースの存在って凄く大切なのです。


まとめ
エース候補の皆さん。

あなたはエースになれますか?


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