【アカペラ】音楽の悩みは結局は音楽でしか解消出来ない!


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辞めたくなる日
僕は大学生活をアカペラに捧げてきました。
きっとバイトをしたり、旅行に行ったり、勉強に勤しんみ学会に出たり。そんな大学生活もあったのでしょうが、僕はその中で敢えてアカペラに注力してきました。

なのでアカペラのオーディションに落ちると本当にショックでしたし、時には立ち直れない落選もありました。大学三年生の夏のオーディションがそのうちの1回でした。



自爆
その日のオーディションは外部からも審査員の方を招いておりました。
きっとその方にとって僕は余程気にくわない奏者だったのでしょう。昼休み個別にフィードバックを頂いたのですが、その際にまあ簡単に言ってしまうと「お前がバンドを落としている」と言われてしまいトラブったのは今でも覚えております。

得体の知れない審査員からいきなりちょいちょいと呼び出されこんなこと言われたのですからそれはまあ動揺しました。

彼曰く僕とベースのグルーブがあっていなかったらしく。
まあ今となっては彼の言う事も正論だったのはわかりますが、如何せんオーディションの最中。午後にも1バンド演奏が控えていたのですが、動揺も隠せず上手く演奏出来ませんでした。

結果として曲中に声は出なくなるわリズムは安定しないわで最悪の演奏をしてしまったのです。このバンドに限ってはその瞬間に自分のせいでバンドの演奏がダメになってしまったと落ち込みました。


お前がリズムブレーカー
まあ当然の報いですよ。
動揺して僕が自爆したのですから。案の定すべての演奏が終わった後に色んな方に言われました。

「あのバンドでのパーカッション雑だった」とか「お前がリズム壊した」とか「一切安定していなかったけどどうした?」とか色々と。

何が皮肉だったかと言うと、このバンドリズムに対する認識が凄く甘いバンドだったんですよね。なので練習の度に僕が「リズム!」と言いよく周囲と喧嘩していたのを今でも覚えています。そんなバンドのリズムを壊したのが自分であり、たまたまその1回で物凄く多方から叩かれたのですからたまったものではありませんでした。

「もう二度と練習行くか!」

と心に誓ってその週の練習は「休ませてくれ!」とバンドにLINEしたのは今でも覚えております。

※他にも色々な要因はありましたがその時は本当に歌うことが嫌になっていました。


気付いたらバンド練に居た自分
僕が「休ませてくれ!」と言うと心中を察してくれたのか「ごめん」と言うLINEが何件か個人宛に来たり、バンドLINEに書き込まれたりしました。結局バンマスの英断によりその日は練習は無しになり、みんなでパンケーキを食べに行くことになりました。

それでも3歳児のように意固地になっていた僕は「行かねーぞ!」と腹をくくり自宅警備。結局バンド練には行きませんでした。するとその日の夜バンドLINEのアイコンがパンケーキになっていたのは秘密です。

そんな気を使われているんだか、気を使われていないんだかわからない状況の中、自分がバンドの足を引っ張ってしまった悔しさや申し訳なさと自分がその1回で責められる不条理さに葛藤し1週間がたちました。

定期練ってやっかいですね。
1週間に最低1回はやってくるのです。
次のバンド練に日になっていたのです。

僕は行くつもりなどさらさら無かったですし、休もうと思っていたにも関わらず気がつくと何故かバンド練にいました。リズムに関して言い過ぎると厄介がられるし、でもオーディションで演奏くずしたのは自分のリズムだし、色んな感情が悶々としている中練習が始まってしまいました。


誰がやってやるか!雑なパーカッション!
1つ決めました。
渦巻く感情の中で悶々としていた僕は「投げやりで雑なパーカッション」をすることにしました。素直に演奏するほど強く無かったですし、この時期は本当に歌うことが嫌になっていた時期でした。歌いたくも無い中、罪悪感と申し訳なさと抱えながら、悶々としつつ打つパーカッション。自身が打てる中で最大限雑で乱暴に打ちました。打ったつもりでした。

家に帰り何故か聴きたくも無い練習音源を聴いていました。習慣って怖いものです。無意識に聴いていたのですから。

そして聴いていて気付いてしまったのです。


たいせつなもの
その日の練習では雑に乱暴に打ったつもりでした。
歌いたく無かったし、楽しく無かったし、その時の自分の負の感情を具現化するかのような打ち方をしたつもりでした。

それなのに。
捨てきれてなかったのです。歌いたく無かったし本当に乱暴に演奏したつもりなのに癖って怖いですよね。雑になりきれていなかったのです。雑に打ったつもりなのに拍が飛びそうになったらしっかりとキープしているし、心地よくしっかりと16ビートを刻んでいたのです。バンドで決めていた前ノリのリズムもしっかりと作られていました。

この時は本当に悔しかったですね。
そして悟りました。ああ、捨てようとしても捨てきれないんだなって。


まとめ
Sarah ConnorさんのMusic Is The Keyと言う曲があります。
この曲のサビの最後のフレーズに

If you are down on your knees
You should sing it with me
Music is the key

と言うフレーズがあります。
音楽で嫌な事があった時にそこから救ってくれるのも音楽です。他のことをやって忘れようとしてもふとした瞬間に思い出してまた直に嫌な想いに立ち返ってしまいます。

どれだけ立ち止まってしまってもかまいません。それでもその時に結局音楽の悩みは音楽をすることでしか清算できないのだと思いました。

If you are down on your knees
You should sing it with me
Music is the key
Sets you free


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