【アカペラ】○○っぽいコードってなんだ?!


僕の青春RADWIMPS
僕が高校生の時に一世を風靡したRADWIMPSと言うバンドがあります!

僕もRADにドはまりした時期がありましてライブDVD見たりCD全部揃えたり
デビュー前の「もしも」を手に入れようと奔走したりRADWIMPS大好きでした!

彼らは何が面白いかってアルバムを出す度にバンドカラーが変わるのです。

特に
5thアルバム「アルトコロニーの定理」で今までのRADの曲が「君」と「僕」の恋愛学だったのに対しそこに「神頼み」が介在しはじめ
6thアルバムの「絶体絶命」では遂にRADが「神」になっちゃったと言う印象を受けました。

そして2年ほど前に出された「×と○と罪と」を聴いた際に「あ!ここに落ち着いたか!」と言う印象と「RADらしい曲久々に聴いたな!」っていう印象を受けたので、「RADらしいコード」を切り口に今日は記事を書きたいと思います。



BUMPやRADや高校生
ギタリストとコードは切っても離せないものです。
ギタリストは往々にして「Aはこれ!D7はこれ!Fはこれ!」と言った風に抑え方で音を覚えます。
「Aはラドミだから…。」なんて風に考えてコードを押させている高校生バンドマンって意外と少ないものです。

それでも日夜聴いている音なので音は覚えます。

そんな時に「あーこの曲なんかコードがBUMPって感じだね!」なんて会話をしたりするのですが、アカペラアレンジを嗜むようになり、コードをコードとしてだけでなく”和音”として構成音を1音1音分解して進行まで意識して音楽するようになった今だからこそRADWIMPSのコードを眺めてみて僕が「×と○と罪と」を聴いた時に「RADっぽい」と感じたものは何だったのか記事におこしたいと思います。


ドリーマーズハイ

「×と○と罪と」に収録されているドリーマーズハイと言う曲です。
僕にしてみればこれはまさしく“RADWIMP”っぽいコードをした曲なわけであります。

【ドリーマーズハイ】
G C D Em
G C D G
G C D Em
G C D G

メロの一部を抜粋するとこんな感じです。
この曲のコード進行を見てビビビと来た方は相当のRADファンだと思います。

似たような曲だとこんな感じの曲があります。
先ほどの曲に結構似ていますよね!
これもRADっぽい曲だと僕は思っております。

【叫べ】
C G D Em
C G D Em
C D G A

ほら似ている!

これもかなり有名な曲なのですがやっぱりRADらしさを感じます。

【トレモロ】
Em D C G
Em D C D G

そうなんです!
野田さんの癖なのかは分かりませんがRADの曲ってこのコード達が頻繁に登場する印象を受けます。
C D Emの組み合わせこそがRADのルーツと言っても過言ではないと思うんです。

それに加えて一番最初に紹介した「ドリーマーズハイ」はもう1個RADっぽい要素を包括しているのです。


【サビ】
Bm7 F#m7 Gmaj7 Asus4
Bm7 F#m7 Gmaj7 Asus4 Bm7

このオシャレ和音群とも言えるサビもまさしくRADなのです。


【愛し】
Am7 Csus4 Gsus4 C
Am7 Csus4 Gsus4

テンポアップする直前の部分から抜粋しました。
僕の勝手な印象ですが野田さんはこのsus4と言う和音を凄く好んで使っているように感じます。
そして同じぶつけ方で押すのも野田さんの癖の1つだと思います。


【学芸会】
Emadd9 Fadd9 Emadd9 Fadd9
Emadd9 Fadd9 C G

これは「絶対絶命」からの曲なので今まで紹介したタイプの曲とは少し違いますが導入部分のadd9押しは凄まじいものを感じます。
そういう意味でもこの「ドリーマーズハイ」はまさしくRADの歴史を包括した1曲とも聴けるわけです。


コードはバンドの個性
僕はアレンジをする時に曲をとことん細かく噛み砕いてコードをふり直します。
レイプにならないように細心の注意を払いつつコードをふり直し少しずつ自分の色を入れるようにしています。

以前から何度も記事を書いているので好きなコードについては省きますが、
アレンジをして行く中で自然と「○○っぽいコード」っていうのが生まれてくるかと思います。

そしてそれは凄く良いことなのではないかと僕は思うのです。
当然アレンジャーも成長していくのでそのコードは変化していくものですが
その中にも変わらないものもあるかと思います。

そこがバンドの色として「○○っぽい曲」を創りあげる1要素になっていくのではないかなと思います。
そういう意味で僕はRADWIMPSの「×と○と罪と」は今までのRADを肌で感じられる名アルバムだと思います。

あれ?
コードとバンドカラーについて書こうと思ったのにアルバム紹介になった…?

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