Cから始まる和音を答えた人は80点です!
Gから始まる和音”も”答えた人は100点です!
Gsus4/DとかCsus2/Dとか答えた人はお帰りください。
どうも!
この和音に対する答えは
Gsus4/C
Csus2
が正解です!
Dが根音かも知れないという視点を持っていた人は
この記事のことをどうかボロクソに書いてください。笑
あなたの想定力には頭が上がりません…。
今日は「なんとなく」では無く
仕組みで理解することの大切さを啓発出来ればと思います。
ちなみにさっきの冒頭の和音。
こうやって並べ替えるとGsus4に見えやすくなるかと思います。
Cadd9ですよね!
でもGを根音にして眺めてみてください。
「ソドレ」ってGsus4じゃないですか?
「ミ」は「ソ」に対して6度の音なのでこれは「G6sus4」とも捉えられます。
最低音が「ド」なので正確には「G6sus4/C」でしょうか?
これは7thの概念(6thの概念)等の
和音の知識が無いと「Cadd9」と決めつけてしまいがちです。
え?
そもそも「C/D」としても捉えられる?
ベースがDなら「C/D」だ?
お帰りください。笑
今度はC9ですね!Cの9thです!
他の選択肢は…。
ありません!!!
ソがシに変わるだけでC9の一択になってしまうのです。
※もちろん最低音如何で分数和音のパターンが何個か洗えますが。
ここまで散々意地悪な問題を出して来ましたが
通常紛らわしい和音でもコードの進行と一緒に見ると
簡単に見分けがつくようになります。
この中に1個だけsusが交じっていますが
これはどう見てもCsus2でしょう。
GからCに上がって解決しているところです。
susは解決をじらす和音なのでじらしてからCに移管しています。
※そもそもCFGCと2小節ずつ歌っているところからもCの和音であると想定出来ますね!
今度はGsus4にしてみました。
でもこの楽譜実は少し気持ち悪いです。
CのキーなのでGからCに移管した時に解決します。
しかしGをsusにしてしまうとsusはじらす和音なので
一気に解決しすぎて変な感じがしてしまいます。
どうようの理由でこれも少し気持ち悪いです。
Gsus4からのGへの移管なのですが
本来Cで解決したい場所を無理矢理Gで解決しているので
どこか解決仕切っていない感じが出てしまいます。
じらしたのに解決しないとか最悪ですよね。
でもいきなりCに解決してもちょっと変。
そこでどうしてもGsus4を使いたい時はこんな工夫も出来ます。
GからCに行くと思いきや
Gsus4でじらして次の1周に遷移する。
実は最後のコード進行の箇所の和音進行。
Goosehouseの名曲オトノナルホウへでも利用されています。
一部ちょっと違いますがサビの前半では
Fmaj7 G Em7 Am7 Dm7 G C C7
とsusでは無いですが7thを利用して次の1周へと曲を遷移させています。
そしてサビの後半(終わりの部分)では
Dm7 Em7 Fm Gsus4 G C
で終わっております。
これってまさに僕が適当に作った
と
じゃないですか!!!
基礎知識があるとないとでは
採譜のスピードやアレンジの質に大きな違いが生じます。
綺麗な楽譜デザインをするためにも
採譜をする際にコード進行や和音を追うスピードを上げるためにも
基礎の知識は面倒くさがらず早いうちにつけてしまいましょう!
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