【アカペラ】積極的に喧嘩をしよう!


仲が良いほど喧嘩する
喧嘩と言っても相手を不快にさせる喧嘩ではありません。
今回の記事で僕が指しているのは「議論」と言う意味での喧嘩です。

音楽と言うのはスポーツと違って
明確な勝ち負けが非常につけ難いものですよね。

極端に言うと
聴き手が良いと思ったら良くて悪いと思ったら悪いのが音楽です。
別に歌がうまい歌手が世界一人気になるとは限りませんし
逆もまた然りです。

そんな明確な基準がない音楽だからこそ
僕は喧嘩することが非常に大切なのではないかと思います。



多様性を大切にしよう!
僕も何人か親友と呼べるような音楽仲間が居ますが
彼ら彼女らとは驚く程に音楽的価値観が合いません。

なんなら親友同士を比較してみても
皆それぞれ違った価値観をもっているため
誰と誰を組み合わせてもどっかしらで喧嘩になります。

ここで意見が食い違った時に
黙って「あー。いいんじゃーん?」とか言うのではなく
逆にヒートアップして「ああ?!」となるのでもなく

①(異論があれば)まずはとことん議論する
②(その上で)相手の意見も受け入れる

ことが非常に大切になると僕は思うのです。


①とことん議論する
まずはお互いの価値や物の見方についてとことん議論すべきだと僕は思うのです。

なんで相手がそれを好きなのかなんで
相手がそのように考えているのか
相手の意見をのっけから否定せず
お互いに相手の意見を許容しつつ相手のいい分に耳を傾けることが大事だと思うのです。

友「曲終わりの和音と言ったらadd9だよな!」
僕「僕は敢えての9thも好きだよ!」
友「は?お前最後テンションで終わらせんの?」

友「それ基本タブーだろ。」
僕「基本はね!でもタブーはおかしちゃダメなの?」
友「は?タブーおかしていいわけないだろ。何のためのルールなんだよ。」

友「だからお前のアレンジは聞き苦しいんだよ。」
僕「お前こそ常識に捕われ過ぎじゃね?」
僕「だからお前のアレンジはつまらないんだよ!」

友「つまらないも何も基本の基の字も知らねーやつにもの言われたく無いわ!」
僕「相変わらず石あたまだな。話になんねーわ。」

これただの喧嘩です。これは議論じゃない。
もはやただの喧嘩にすらなっていないです。
これじゃまるで小学生の悪口合戦です。

友「曲終わりの和音と言ったらadd9だよな!」
僕「僕は敢えての9thも好きだよ!」
友「へー!珍しい!なんで?」

僕「終わった感じがしないから聴衆に結末を予測させる感じが出て好きなんだよね!」
友「なるほどね!その考え方は無かったわ!いいね!」
友「でも音楽的にはタブーだからそこも意識できたら良いかもね!」

僕「そうなんだよね。だから果たしてこれが本当に良いのかは疑問でさ。お前はどう思う?」
友「うーん…。やっぱ俺は規則は大事にした方が良いと思うな!」
僕「やっぱそうだよなあ。ちょっと考えてみるわ!ありがとう!」
僕「逆にお前は最後あえてテンション使おうとか思ったこと無いの?」

友「やっぱ常識にとらわれすぎちゃうところも大きくてさ。そういうアイディアってどこから出てくるの?」
僕「それはね…」

ってな感じでお互いの意見を認め合った上で
「それじゃお前は逆に」と相手の価値を聴き合えれば
お互いに新しい価値観や物の見方と触れ合うことが出来ますよね。

僕はこのステップが非常に大切だと思うのです。


②相手の意見も受け入れる
その上で当然自分と相手は違う人間なのですから折り合いがつかないこともあります。

友「あれ?お前結局そこ9thのままにしたの?」
僕「うん!片思いの歌だったからさ!」
友「ああ!この間言ってたやつ?」
僕「そうそう!やっぱお前の言うとおりルールも大事だけどここで解決せずに終了して結末はお客さんの中を表現したかったんだよね!」
友「なるほどね!」

議論した上で納得いかないことってかなりあるかと思います。
そういう時は無理に相手を否定したりせずに
「そういう考え方もあるな」ぐらいで受け止められると良いと思います。

クレーム系の辛辣なコメントも同じです。
例えば楽譜を作ると多方面から頼んでも無いフィードバックをされたりします。
そういったコメントに素直に耳を傾けることも大切ですが
十人十色様々な意見や物の見方があるのは当然ですから
そこで何も全てを素直に聞き入れる必要は一切ありません。

なのでそこで「そういう考え方もあるのか」“参考にできる”とストレスフリーな人間関係が築けるかと思います。

一度議論した上で
友「あれ?お前結局そこ9thのままにしたの?」
僕「うん!片思いの歌だったからさ!」
友「ああ!この間言ってたやつ?」
僕「そうそう!やっぱお前の言うとおりルールも大事だけどここで解決せずに終了して結末はお客さんの中を表現したかったんだよね!」
友「いやね!だからねお前さんね!音楽って言うのはだよ!ルールが…ry」
と言う議論が本当に必要かは疑問に思います。

勿論お互いの意見を積極的に交換しあって必要であればとことん時間を使ってお互いが納得するまで話し合うことは大切ですが、別々の道を歩んで来た人間なのですから当然価値観が合わないところがあって当然です。むしろそこを完璧にどっちかの意見に統一しようとすることって非常にナンセンスなのではないでしょうか?

だからこそ、
相手の意見を否定せずに「こういう考え方もある」と言う風に捉えて自分の手札としてしまっておけば良いのです。その時はその札を切りたく無いと思っていてもふとした瞬間に「そういえばあの時あいつがいってたアレ使えるのでは!」と自分に大きなリターンとして返って来たりするものです!


まとめ
生まれた時からずっと一緒にいる双子ですら喧嘩します。
双子を見ていれば分かりますが双子でも性格や物の考え方って異なります。
全てにおいて同じ人間など存在しないのです。

だからこそ
自分が見えていなかった視点での考え方を養うためにも議論し
積極的に自分の手札を増やして行きましょう!

当然増えた手札は自分に返って来ます
お互いに客観的な他の人の意見が聴けるので
どんどん自分の音楽が広がると思いますよ!

とりあえず「イイネ!」と言うのはやめにしましょう!
※日々書いている僕のブログに対しても賛否両論絶対にあると思うので積極的な議論に発展するの地味に楽しみにしておりますッ!

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