今朝後輩に頼まれていたFBを書いたのだが、大学に入ってから他人に求められてしたFBの中で最も厳しい書き方になってしまった。
僕は、基本的に相手が出来ない事は絶対に言わないようにしている。だって誰だって自分が出来ない事を言われたら苦しい。それに言っている方も出来ない事を言う事で得られるものは無い。だから相手の目線に立って、そのときの相手が頑張れば出来る範囲で絶対にFBはしている。
もうすぐ2年生になる、先輩になる1年生。
僕はめちゃくちゃ期待をしている。だからこそ強く言いすぎたところも有る。
ちょっぴり言いすぎたかな?って心配だが後の祭りだ。
【何がしたいのか?】
これが僕の言った言葉である。
ボイスパーカッションと編曲についてのFBを求められていたのだが、かなりキツく言った。この「何がしたいのか?」は僕が、特に編曲をする際に最も大切にしていることである。逆に「これがしたい」っていう明確なビジョンがあれば音楽的なタブーもやって良いと思っている。
もうちょっと噛み砕いてみよう。
【何を伝えたいのか?】
曲を聴いただけでその歌に込められたメッセージを読み取るのは難しい。だからこそ、何を感じて欲しいのか考えすぎても損はない。コードの法則に乗っ取って音をおくだけの行為は編曲とは呼びがたい。
まあ置いておく。
【何がしたいのか】が決まったら次は、
【それをどうやってやるのか?】
を考えなければならない。曲の表現手段だ。例えば漠然と「勢いを出したい」っていう目的があったとする(※実際にこんなアバウトな目的で楽譜をつくることはないが…)、そうしたら高音域が得意な男子にhiAをロングトーンで伸ばさせるのも1つの手だ。また、パーカスが刻みまくるのも1つの手だ。全員でも字ハモをしても良いかも知れない。その中からどうやって目的を果たすか考える必要がある。
しかしそもそもこの行為を行う前に大前提があることを忘れては行けない。
歌詞解釈だ。歌詞解釈をせずに編曲を行ったら押したいポイントがずれるかもしれない。また、曲のメッセージ性を読み取れないかも知れない。基本的にアカペラで歌われるような歌には歌詞がある。その言の葉に込められたメッセージにまで目を向けれなければ楽譜などつくれるはずもない。歌詞解釈だけで足りないようならば、その曲が使われたドラマや映画等も見るべきだと思う。
つらつらと書いて来たが、ボイスパーカッションも同じである。
楽譜が無い分自分で曲へのアプローチを考える必要が出てくる。また自分の編曲ではない場合編曲者の意図を読み取る必要がある。その上で編曲者の曲の解釈が足りていないならばそれは編曲者に相談するべきだし、逆に編曲者の意図がわからないようだったらしっかりと聴くべきだ。そしてその意図にそうようにするべきである。
結局はどのパートを歌っていても【何がしたいのか?】は常に付随してくる問題なのだ。
リードを歌ってもフェイクで何がしたいか等問われるし、コーラスをしていてもなんで溶かすのかなんで敢えて出て行くのか問われる。しっかりと頭を使って音楽する事は大事なのだなと思う。
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