社会人のお昼休みはパラダイスであります。
わくわくしながら財布を片手にオフィスビルと飛び出し
目をきらきらさせながらお気に入りのランチを食べるために
るんるん気分でお店へ向かうのですが…。
僕はいつも近所の神社の石段を上っているんです!
社会人になって太ってぶくぶくして行って…ってなったら悲しいですよね。
一流の男になるために常にスーツが似合うプロポーションを保ちたいなと思い
最近積極的に体を動かしまくっている次第であります。
そんなこんなで先日会社の近くを散歩しているとこんなものを見つけました。
ワイン専門店の本格イタリアンジェラートらしいのですが
イタリアにも「宇治」と「京」があるとは流石の僕もビックリでした。
友人はレモン味を買っていたのですが
僕は思い切って「京きなこ味」の本格的なイタリアンジェラートを買ってみました。
すると気になるお味は…。
まあ普通の「京きなこ味」ですよね。
日本の古都京都の味がしました。
この一見意味のわからない「イタリア x 京都」と言う表現。
アカペラでも頻繁に目にする事があります。
ジャズ風アレンジ!
ジャズバンド!
テクノ風アレンジ!
ロックなアレンジ!
色々聴きますよね。
しかしこれって結構な確立で「イタリアンジェラート宇治抹茶味」だと思うんです。
つまりジャズと言いつつ全然ジャズじゃなかったりロックといいつつ全くロックじゃなかったり。
特にロック出身の僕がアカペラを始めたばかりの頃わりと気になったのは
原曲では3度をオミットしている曲にしっかりと
3度を入れてサビで字ハモをしている演奏を聴いた時でした。
最初は憤慨しました。
「え?これパンクでしょ?何してくれてんのよ!」
「この平行五度がパンクなんじゃないのよ!」
「アカペラでは3度が無いと云々?じゃあアカペラでやんなよ!」
ってね。
この“イタリアンジェラート京きなこ味”は間違いなくイタリアンジェラートではありません。
日本生まれアメリカ育ちの一度もイタリアの地を踏んだ事のない僕ですらわかりました。
でもこのイタリアンジェラートは
日本人のために日本人をターゲットとして作られたイタリアンジェラートなのです。
日本人に美味しく食べていただくことを目的に作られたジェラートなのでしょう。
京きなこアイスとしては最高の逸品でしたよ!
アカペラも同じなんじゃないかと思います。
在りし日の若い僕はパンクロックで原曲に無い3度ハモを入れているバンドに
凄く疑問を感じて「なんでこんなことをするのだろう」と思っていましたが
アカペラーをターゲットとして作られたアカペラーに心地よく聴いていただくアレンジなら
実はその3度ハモは凄く美しく音楽的な逸品なのかも知れません。
※ただし人によってはこのジェラート食べて怒るイタリア人も居るかもしれませんが(^^;
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