【音楽】負けないでのコード進行が美しい〜考え抜かれたコード進行〜


負けないで

24時間テレビでおなじみのこの曲ですね。

名曲ですよね。

先日、会社の同期とランチしているときにこの曲のBメロの美しさについて議論を交わしたので熱が冷めないうちに記事を書きたいと思います。

ちなみにこの曲。
めちゃくちゃ美しいです。


先ずは耳コピ

僕の耳コピなのでミスってたらごめんなさい(最近音感が落ちているので怖いです)。

さて、今日はこの美しい楽譜について書きますよ!


何と言ってもB on E♭
なんと言ってもここでしょう!

根音の下降とマイナー和音で少し寂しい感じを出して盛り下げて、後半でサビに持って行く「起承転結」でいうならば「転」の部分に本来Gのキーでは存在しえない「B」の和音を置いているんです。

本来の「D」ではなく「D#」がなることで「転」を出しています。

ちなみにここをBmにしてしまうとこんな感じ。

この「B」がいかに大事かわかっていただけるかと思います。


研ぎ澄まされた根音の動き
そしてそれだけではなく、ここに向けてずっと根音が下降しているんです。この根音の下降はCに下がりきるまでずっと続いています。下がりきったCでようやく分数和音が終わり、次の小節でDにあがってサビに向けて解決していきます。

「C -> D -> ?」

ってきたら?(サビの最初の和音)には何が入りますか?

もうここはG以外ないんですよね。サビの1発目でGがなるから一気に安心感が出て、サビの盛り上がりと暖かさが演出されるんです。


まとめ
さて、駆け足で説明しましたが、この曲のBメロの美しさ伝わったでしょうか?

何年経っても色褪せない曲には、それ相応の美しさや色褪せない理由があります。

是非、自分が昔からエンドレスリピートしている曲がある人は、その曲を分析してみてください。

きっとそこには「すごく美しい何か」が隠されているはずです。

※実は負けないではBメロでドラムのビートも良い感じに変わっていて熱いのですがそれはまた今度。


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