最近、会社の先輩と朝活をしています。
朝活でマインドフルネスを実践しているのですが、終わった後に先輩といろいろ雑談できるのがまた楽しかったりするのです。
そんな雑談の中で先輩が印象的な言葉を発していたので僕なりに落とし込んで見ました。
ちなみに先輩が言っていたのはこんな言葉です。
「(仕事って色々あるけど)いつも得意なことで勝負できたら良いのにね。」
確かに仕事って色々ありますし、人間はいつも得意なことで勝負したいものです。
ただこれだけだと意味がわからないので、僕なりに先輩の言葉を噛み砕いて見ました。
例えば野球。
野球のピッチャーには「先発」「中継ぎ」「クローザー」の3つの役職があります。
文字通り、ゲーム開始から投球する先発。そして先発が引っ込んだ後、無事にクローザーまでバトンを渡すために投げる中継ぎ。最後に失点なくゲームを閉じるために投げるクローザー。
本来ならば「クローザー」が得意って人でも「先発」で登用されることもあるでしょう。ただしこれはチームと交渉することで、ある程度調整が効くと思うんです。もちろん、先発中継ぎクローザー全部で一定の成果を出せるのがベストですが、必ずしもそれができなくてもある程度は自分にあったタイミングで投球させてもらえます。
ただし、例えば「夜のゲームより昼のゲームが得意」とか「硬いマウンドより柔らかいマウンドが得意」とか「雨の日よりも晴れの日の方が得意」とかで、自分が苦手なコンディションの日に投げると全く抑えられないピッチャーはちょっと使い物になりません。
雨が降っていても、夜のゲームでも、球場が人工芝でも、抑えなければいけません。
じゃあこれってアカペラだったらどうなるのかなって考えて見ました。
僕はボイスパーカッションが得意なのでボイスパーカッションを例に考えます。
中音域の声が上手に出せないので「5thコーラス」や「4thコーラス」を避けることはできます。音を謳うならいっそベースぐらい低い音域か、ファルセットで歌えるぐらい高い音にして欲しいと言ってバンド内で調整を測れば良いのですから。曲中に僕のハモリのパートを作らないのも一個の手段です(アカペラバンドのメンバーとして悲しいですが)。
ただし、「アップテンポの曲しか打てない」とか「4/4の曲じゃないと演奏できない」とか「何を歌っても3連符でハネてしまう」とかだとちょっと話が変わって来ます。
曲が変わったら全く使い物にならないのは困ります。
「じゃあ何をどこまで出来れば良いのか?」
と言われても僕はちょっとわかりません。僕自身も悩んでいます。
だからこそ、
「自分が得意なことだけできれば良いわけではない」
つまるところ、
「いつも得意なことで勝負できるわけではない」
のが辛いのだなと思います。
いつも得意な曲ばかり歌えるわけではないけど、その中でも創意工夫して人の心を動かせる人ってすごいなと思いますし、自分もいつかはそうなりたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。