日々鍛錬に励んでいます。
しかし一度に音色・テンポ感・リズム感・体力などなど全てのトレーニングをすることは出来ません。なので、とりあえずまずは「得意を1つ作る」ところから始めようと考えています。
さあ、あなたならどこから始めますか?
僕はこれに関しては明確な答えを持っていません。
先日、大学2年生のアカペラ2年目の後輩と話しているときに気付かされたのですが、「アカペラを始めたばかりの1年生(その中でも特に大学から音楽を始めた1年生)にとって一番わかりやすいのが音色や連打」なのです。
昨日今日音楽を始めた人に、「グルーヴ」といっても伝わりません。昨日今日音楽を始めた人に「安定感抜群のシンプルな8ビート」と「荒削りだけど勢いのあるツーバス」を聴かせたら後者に惹かれるのではないでしょうか?
1年生2年生のシード期の頃って組んでいるバンドの数が上手さに直結すると僕は思っています。
色んな人と色んな曲を歌う機会に恵まれた方が、いろんな音楽に触れることが出来て、考える機会も増えるからです。それに、バンド数が多ければそもそも練習する時間も増えるので当然上達も早くなるわけです。
じゃあ皆さんはバンドにパーカショニストを誘うときってどんなパーカショニストを誘いますか?
そいつが余程嫌なやつで無い限り、原則、上手いやつを誘いますよね。
そうなると、何も知らない人にとってわかりやすいところかれ練習した方が良いのではないのかなとも思うのです。音楽歴が浅い人にとってわかりやすい上手さって何かなって考えた時に「ビートボックスさながらの音数」だったり「ありえない速度での連打」だったり「ドラムさながらの音色」になるのではないかなって思うのです。本当に大事なのはグルーヴの部分になってくるわけですが、アカペラ1年生2年生の時にグルーヴに精通している人って凄く少ないように感じます。
これと同じ問題って審査にもあるんじゃないかなと思うんです。
リズム隊経験者が審査をすると「リズム感」や「グルーヴ感」に重きが置かれるのに対し、リズム隊未経験者が審査をするとやたらと「テンポが走っているもたっている」ばかりが意識されているように感じます。コーラスに特化した奏者が審査をすると「コーラスの表現」に重きが置かれますが、普段からコーラスを磨いていない奏者が審査すると「音程そのもの」が重視されたりします。
本当に重視されるべき上手さ、と、伝わりやすい上手さ、どっちから磨くべきかって難しいですね…。
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