ボイスパーカッションの練習の仕方。


グルーヴとは何か?と言う定義はひとまず置いておいて、ベースやパーカッションのリズム隊と呼ばれる僕らの演奏には「グルーヴある演奏」が強く求められます。そのグルーヴを作り出すためには大きく分けて3つの要素があると○○さん(某先輩の名前)の時代より語り継がれているのですが…。その3つの要素を紹介した後にグルーヴとは何かについて触れていきたいと思います。

【ボイスパーカッションテクニカルガイドブック】より抜粋


これは以前僕がボイスパーカッション講師を後輩から依頼された際に作った教材の一部から抜粋した物です。

僕もまだまだ学生。本来なら後輩に教えるのではなく、もっと自分も教えてもらいたい立場ではあるのですが、僭越ながら昨年の夏にボイスベース&パーカッション合宿なるものでパーカッションの講師をさせていただきました。

さてさて。春になり今年も1年生がわんさか入って来てくれています。今年も例年通りボイスパーカッション経験者がいるみたいなので、後輩が入ってくるにあたって恥ずかしくない先輩になるためにもボイスパーカッションの練習法を少しおさらいしてみたいと思います。


上記の引用文にも書いてあるが、ボイスパーカッションには3つの要素が求められている。

  • テンポ感
  • リズム感
  • 音色の生成

である。


この中でも今日はテンポ感の部分に触れて行きたい。
テンポ感はこれらの要素のなかでもリズム感と並ぶ最も大事な要素の1つである。


まずはボイスパーカッションを始めるにあたって、歩くメトロノームになるところから始まります。『テンポ感』とは具体的に言うと、走ったりもたついたりしない為に必要な感覚のことをさします。例えばテンポ120で一曲通して演奏が出来るか否かと言う試験があったとすると、これはテンポ感を試していることになります。カチカチに寸分の狂いも無く拍を刻む必要は無いけれど、フィルインでこけてしまったり、刻みが細かくなるにつれて走ってしまったり、曲の終盤で体力が切れてどんどんテンポが遅くなってしまったり、と言うことがないよう『テンポ感』を磨くところから始めましょう。

【ボイスパーカッションテクニカルガイドブック】より抜粋


ではこのテンポ感を磨くにはどうしたら良いのか?

意外にテンポ感のトレーニング方法は簡単です。これは僕が以前先輩から教えていただき実践している訓練なのですが、「少し遅めのテンポで1分間程エイトビートを刻んで録音してみる」だけで充分です。

とまあこんな感じです。
そうなんです!意外にぶれます。笑

余計な事は何もせずに単調なビートをたんたんと打つのは簡単なことではありません。打っていてぶれていないつもりでも意外にぶれているんです。笑

ましてやテンポを落とし目でやっているので、小さなブレが本当に気になります。

これなら実家ぐらしの方でも1分間こっそりと打つだけなので出来ちゃいます!よく信じられない程、逆にどうやったらそうなるの?って程リズムがぶれちゃう時ってありますよね。僕も実際によくあります。そう言う方にはこの訓練もってこいです!!!本当に慣れても慣れても1分打っているうちに信じられない程ぶれるので是非やってみてください♪

テンポ遅めに打たないと効果はないので少しおそめを意識してみましょう。


慣れて来たら少しビートを変えてやってみましょう。
このときテンポは変えないようにしましょう。これも遅めのほうが効果はあります!!!

うーん。
やっぱりぶれますね。笑
普段よりも遅いテンポでしっかりと拍どおりに打つって実はかなり難しい事なんです。打っているとき、生音で聴いているときはハマっているのに録音を聴くとぶれているってよくありますよね。

そういう時も意外と録音聴いてみるとブレブレだったりします。
この練習法は意外にどこでも出来るし、簡単だし、でもできそうで出来ないものなので是非やってみてください♪


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