【アカペラ】テンポ感とタイム感


タイム感とは何か?
僕はグルーヴ感とタイム感は車の両輪だと思っております。
タイムが悪いとグルーヴは出ませんし、グルーヴの無い演奏はタイムが悪いです。

しかしこの「タイム感」って適切に説明しようとしても
なかなか上手く出来ないんですよね・・・。

先日も後輩と話している時に「タイム」について説明する機会があって
そこで説明したところそこそこ好評だったので
今日は2年ぶりにタイム感の説明にリベンジしたいと思います!



根底にあるもの
グルーヴ感が卓越したリズム感の上にあるものならば
タイム感は卓越したテンポ感の上にあるものです。

皆さんおなじみのテンポ感と言うのは
一定の間隔で音符を並べて演奏するための感覚です。

そしてその時に並べる音符1つ1つの長さを定めるのがタイム感になります。


例えば
例えば以下の楽譜を歌ってみてください。
恐らく同じ4分音符・同じテンポも譜面によって「タメ」が変わると思います。
その結果同じ長さの音符であるにも関わらず場面場面で音符の長さが微妙に変わります。

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この音符の長さをつくり出す感覚が「テンポ感」です。
そしてその「テンポ感」がつくり出した音符の流れを一定に保つのが「テンポ感」です。
そしてそこで生まれた「タメ」や「ハネ」が産み出すのが「グルーヴ」です。


まとめ
2年ぶりにタイム感について書きました。

「タイム感 = テンポ感」と評されがちですが
僕は「タイム感」は「テンポ感」とは違い音符の長さを定義付けるものと言う説明が
今のところ一番しっくりきています。

そして「テンポ感」はその「タイム感」によってつくられた音符達を
一定間隔に並べて演奏するための能力であると・・・。

この「タイム感」はボイスパーカショニストやボイスベーシスとの生命線とも言える感覚になると思うので、是非いろんな音楽を聴いて場面場面にあったタイムで演奏できるようにタイム感を鍛えてみてはいかがでしょうか???


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