【アカペラ】完璧に演奏することが本当に大切ですか?


僕のところにこんな相談がくる

mokabuuさん、やばい!

明日は大事なオーディション本番なのに、どうしてもここのフィルインで走ってしまうんです。これじゃ100点満点の演奏ができない…。

どうしたら良いですか?

僕の中で答えはもう決まっています。

答えは「どうしようもない。」です。

どうしても苦手なフィルインがあって、一夜でそれを完璧にできるなら、誰しも苦手なんて抱えません。

仮に本当に苦手でどうしようもならなかったのに、僕のアドバイスにかかれば一夜で直るのであれば、僕は会社をやめてアカペラ講師として世界を行脚しています。


完璧な演奏ってそんなに大事?

「完璧な演奏ってそんなに大事ですか?」と僕は思うのです。

じゃあもっというと「君が苦手としているフィルインが崩れたら何が起こるのかね?」と。

少なくとも、僕はフィルインを1箇所ミスしただけでオーディションに落選したバンドを見たこと/聴いたことなんてないです。

仮にフィルイン1つ失敗せずに演奏しなければいけないなら、プロのパーカショニストも含め舞台んい立てるパーカスなんて1人もいないと思いますよ。

プロのミスに比べてミスの内容が稚拙だったとしても、サークルライブのオーディションはプロのオーディションではないです。サークルライブのお客さんはプロの演奏を期待して見に来るわけでもないです。

じゃあ「どこまで完璧を求めますか?」「何をもって完璧といいますか?」って話なんです。


練習でできないことはできない!
練習通りできたら完璧としよう!

僕はステージで目指す完璧は「練習通りできる!」だと考えています。

今日までこれだけ練習してきた!
これだけできるようになった!
じゃあ明日はこれを出し切ろう!

が精一杯なのではないでしょうか?

そもそも本番は緊張や高揚感もあるので、練習したことを出し切るだけでも相当難儀ですよ。

なんなら、完璧な演奏を目指すよりも、お客さんの顔を見て、1人でも多くのお客さんに歌・ステージを届けることにフォーカスした方が良いのではないかと考えています。


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