僕はラーメンが好きです。
カレーも好きです。
大学生が好きそうな食べものは一通り好きです。
どうも社会人です。
先日、会社の友人とラーメンを食いに行った時にこんな話になりました。
「けど本当に麺が旨いとか、スープが○○の香りがして旨いとか、そういうレベルの旨いものにはなかなか出会えない。」
僕は確かにな、と思ったのと同時に、これってリードボーカルにも言えるなと思いました。
別称「声量任せリード」です。
こいつは相当上手いですし、まず通る声を持っているのがすごいと思います。そしてこのタイプのリードって、高いはずの音や、きついはずの音をしっかりと芯のある声で歌えるからすごいんですよね!
でも、本当に旨いラーメン、では無いと思うんです。
その中に「微妙な息遣い」や「ピッチコントロール」が出て来て、本当に旨いラーメンに近づくのかなと。
何より、力任せの歌だと、10曲歌われたら飽きてしまいます。
僕があまり好きでは無いタイプです。
「何でもかんでも拍を崩すリード」です。
洋楽って拍を崩すと「上手いっぽく聞こえる」んですよね。ラーメンで言うと、ニンニクや油を多めに入れておけばそれっぽい味にはなる原理とでも言ったところでしょうか?
マイケルジャクソンってバカ上手いけれども、99%大きく拍を崩した歌い方をすることって無いです。だからこそ、黒人から黒人の灰汁を全て取り除いた白人音楽と黒人音楽の融合体のようなグルーヴ感と称されているのです。
さて。
拍を崩すのは必ずしも悪いことでは無いですが、これまた続けられると疲れますし飽きます。あなたは拍を崩さなくても魅せることできますか?
素材の味をしっかりと活かして料理するのと同じです。
技がもつ味をしっかりと活かして、組み立てて音楽を表現できるのが上手い奏者だと僕は思います。
濃い味付けに頼りすぎず、本物を目指したいものです。
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