【アカペラ】有声パーカスでスネアと同時にリム打てるって知ってましたか?常識に捕らわれちゃいけないお話!


有声パーカスでスネアと同時にリム打てるって知ってましたか?

僕は知りませんでした!笑

なんなら有声パーカスでバスやスネアと同時にハイハットを打てる事すら知りませんでした。

大学1年生。
駆け出しのころに当時社会人3年目だった先輩の元に弟子入り志願をしその時に「バス・スネアとハイハットの同時打ち」を教えていただき衝撃を受けたのを今でも覚えています。僕はそれまでてっきり“人の口って同時に音を1個しか出せない”と思っていたのですが、それがまず僕の成長をとめる先入観になっていたことを後々しりました。

どうも!

今日は“自分が思う既存の正解”“一般論”に捕らわれないで欲しいお話をしたいと思います!



勉強8割・挑戦2割
これはGoogleも提唱している「20%制度」と言うものを僕なりにアカペラ練習向けに解釈したものです!

簡単に言ってしまうと、
8割は既存の音楽のルールの勉強をし、残りの2割で自分が疑問に思った事や現状では答えのない自分が思い描く理想の演奏方法を模索する時間に使うと言う自分ルールです。

有声パーカスと言えばRag Fairのおっくん!
僕も大好きです。なんなら入りはおっくんでした。

一番好きなアカペラ曲はat the circle!
あの始まりのG#でのユニゾンでのuhコーラスがたまらんわけです。
サビの最後の和音もラスサビだけ7th。

我ながら相当のRag Fairマニアだと自覚しております。

しかし!

それだけじゃだめなんです。
それだけだとおっくんの劣化版コピーですよね。
しかもおっくんがやっていないことは出来るようにならないわけです。

可能性が広がりません。
なので僕は練習は常に懐疑的であるべきだと思っております。

少しでも納得がいかなかったら教科書の内容を鵜呑みにするのではなく、自分で徹底的に調べ上げ”なんでそれがそうなのか”自分の言葉で説明できるようになるまで理解を深めるべきだと思います。そんな中で新しい発見があるものです。

※8割模索・2割勉強はただのサボリです。基礎と先人達の積み重ねを大切に。


有声パーカスのリムとスネアのミックス
これはロックドラムで言うオープンリムショット奏法と言うものです。
たぶんドラムに触れた事ある人ならば誰もがしっているスネアの打法かと思います。

ぶっちゃけ僕は“こんなんアカペラじゃ無理だ!!”と思っていました。
そもそも“息を吸うリムショットと息を吐くスネアドラムが同時に打てるものか!”と思っていました。無声パーカッションのKスネアの音なんかがこれに非常に近いのですが、声を用いて演奏する有声パーカッションではまず無理だろうなと決めつけておりました。

そんなある日サークルの先輩のリムショットが異様に重かったので“良いな!!”と思い教えを請うたところ、

「ああこれね!リムじゃなくてスネアだよ!」

とのこと。いやー。
決めつけるのって本当に良く無いですね。

スネア:
オープンリム:


まとめ
ちょうど先日LIVEをやっていたPentatonixさんなんかも先進的です。
なんなら既に彼らは多くのイノベーションをアカペラに起こしているのではないでしょうか?その中でもずば抜けたイノベーターであるKevinはこう言っております。

「新しい事をやるにはまず基礎が必要。」

まさにです。

8割は基礎。
でも残りの2割で何か新しいことに挑戦してみるのも良いのではないかなと僕は思います。

参考:【アカペラ】PentatonixのKevinは今世紀もっともアカペラにイノベーションを起こした奏者である。【編曲編】


おまけ
ちなみに「スネア・バスとハイハットの同時出し」ですが、これは僕はものすごくオススメしております。何故ならば有声パーカショニストの多くが出し方を間違っているからです。口で音を発音しているのです。ハイハットを同時に出す事で口ではハイハットの音しか奏でられなくなるので、バスとスネアの音はしっかりとお腹から息を吐いて出すようになるので結果として音がよくなります。

口で音を出していると口を紡いだり、舌で音を籠らせてしまうので、音が前に飛ぶはずがありません。
しっかりと腹式呼吸で腹から息を吐いて、声帯で声を出しましょう。コーラスと同じ。声を出すのは口ではなく腹と声帯です。

ついでに鼻腔にも共鳴したら最高ですね!

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