これは、僕の意見でもなんでもないです。
まごうことなき、この世の事実を述べます。
人はロジックがないと納得しないが、最終的に人の行動を決めるのは感情である。
そうなんです。
納得するか、と、行動するか、は別物です。
「お前の言っていることは正しい、でも俺はそうしない!」はよくある話です。
だからこそ、僕は「人の感情はないがしろにすべきではない!」と思うのですが、感情を大事にする人ほど無意識に、コミュニケーションの中で感情をないがしろにしてしまうのもまた事実です。
なので、今日は「感情を大事にするためのコミュニケーション術」を紹介します。
アカペラを知らん人でもわかりやすいように、女性を敵に回すようなですが、恋愛を例にだします。
こんなことはないだろうか?
彼女「ねえ、お話し合いしよう?」
彼氏「いいよ。何?」
彼女「私ね、昨日ね、彼氏くん●●って言われたのがとっても嫌だったんだ。」
こういうコミュニケーションに出会ったことないですか?
きっと、「嫌と感じた事実」を伝えたいのでしょう。
一見、「嫌と感じた感情」を大事にしてそうですが、実はこれって「THE 感情ないがしろコミュニケーション」なんですよ!
彼女は、「昨日●●が嫌だった」と彼氏に言って、彼氏にどうしてほしいと思っているでしょうか?
これ・・・
答えわかりませんよね!!!
謝ってほしいのかもしれない!
黙って聞いてほしいのかもしれない!
もう2度と言わないでほしいのかもしれない!
でも、正解がわからんのです。
そのくせ、多分、彼女は「この話の後に彼氏にはこうしてほしい」と勝手に何かを期待して話をしています。
彼氏はきっとこう感じることでしょう。
どうしてほしいのかわからん!
話し合いといいつつ、一方的に意見を言われた。相手が嫌だって感じたなら、それは事実だろう。
でも、どうしろっていうんだ!わからん!
じゃあ彼氏に、「この話の後に彼氏にはこうしてほしい」を守らせるためにはどうすれば良いのでしょうか?
彼女「ねえ、お願いがあるの。いいかな?」
彼氏「いいよ。何?」
彼女「私ね、昨日ね、彼氏くん●●って言われたのがとっても嫌だったんだ。悲しくなるから、もう言わないでほしいな。」
相手がよほどサイコパス野郎じゃない限り、「もう言わないで」と「お願い」されたら聞いてくれるでしょう。
彼氏「わかった。もう言わないようにするね。」
彼女「ありがとう。」
ここまで言われたら、よほどのサイコパス野郎じゃない限り、しばらくは「悲しませないようにしなきゃ」と感じるでしょう。
行動のきっかけは感情です。
相手にどういう感情を抱かせたら、相手は自分が狙った通りに行動してくれるか考えるのがポイントです。
相手にどういう感情を抱かせたら、狙い通りに動いてくれるのか?
それには、どんな言葉で、どんな風にコミュニケーションすべきか?
相手の立場にたって、考えてみるのが大事です。
例えば、遅刻癖の激しいメンバーがいたとしましょう。
僕「お前はなんで時間の1つも守れないんだ!人間のクズだ!」
というよりも、
僕「みんなにお願いがあるんだ。」
僕「僕は、みんなで、●●って目標を達成したいんだ。」
僕「だから、みんなで音録りとか日々の練習とか、出来ることはしっかりやろう!」
僕「僕も、人のこと言えないところあるから、頑張るね!」
と伝えた方が、「やろう」って気持ちになりませんか?
いや、わかる。
確かに遅刻はムカつく。僕も激昂する時はある。
ただ、そこで感情的になってしまっては、相手に伝わるものも伝わらない。
もったいないです!
なので、そんな時はこっちが少し大人になって、相手の感情から行動をコントロールするようにしてみてはいかがでしょうか?
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