ちなみに僕は今回紆余曲折あって、
音楽理論は必ずしも皆が学ばなくても良いのではないか?
と考えるようになりました。
今までは、アレンジャーはもちろんのこと、音楽をやっていく上で「和声法ぐらいは全員が学んでおくべきもの」だと思っていたのですが、最近は「別に全員が知っている必要ってないんじゃないかな」って思うのです。
なので今日は、「なぜ音楽理論が必要ないのか」について書きたいなと思います。
私は普段はIT企業で日夜プログラムを書いています。
そんな業務の一環で、開発者としてのレベルアップのために2月ぐらいから社内の勉強会で下記の本を輪読していました。
この本がまた難しいのです。
複雑な数式ばかりで頭が痛かった!
一章理解しようと思ったら、根詰めてしばらく本や付属のプログラムとにらめっこしないとわからんのです。そんな本をどうにか読み終えて、やっとの思いで巻末のまとめを読んだらこんなニュアンスの言葉が書いてありました。
最近は自分で人工知能の仕組みとか考えなくても、人工知能を使ってプログラムを書くためのツールとか用意されてるよね!
でもエンジニアたるもの、ちゃんと裏側の仕組みまで理解しておくべきだと思ったからこの本書いたよ!
その言葉を見た瞬間僕は気づいてしまったのです。
「mokabuu.comの音楽理論の記事が読まれない理由ってこれだ!」
理論って難しいじゃないですか。
理論を勉強した人からしてみれば良かれと思って書いているものでも、学ぶ方からしてみれば面倒臭かったり、内容によってはハードルが高すぎたりするんですよね。
しかも、理論を知らなくても、プロの演奏を採譜すれば楽譜は作れますし歌えますよね。
「理論を知らなくても歌えるなら理論いらないじゃん!」って考え方も納得できるのです。
それこそ人工知能を使えば、和声法を学ばなくても美しいアレンジができる時代がくると思うのです。
例えば「TOPと3rdが5度で並行して動き続けた!」ときは「楽譜が真っ赤になって、マウスを上に持っていくと”並行5度の禁則”と表示される楽譜作成ソフト」があれば最高じゃないですか!学ぶ手間もなくなるし、音がすっちゃかめっちゃかな楽譜のまま演奏するバンドもいなくなりますよ!
コードだってある程度は体系化できるのだから、「主旋律・ベース・対メロ」まで入れた瞬間に「残りのパートを自動補完」してくれる楽譜作成ソフトがあっても良いですよね!これならコードの知識がなくても誰でもアレンジをすることができます。
それこそ、PENTATONIXやThe Real Groupだってアレンジがパターン化しているのだから、「このバンドっぽい楽譜を作りたい」って事前に設定しておくことで、人工知能が「こんなんはどうよ?」と音そのものや音の動きの候補を提示してくれる楽譜作成ソフトが出てきても良いと思うのです。
わざわざ分厚い楽典を読んで勉強しなくても、人間の代わりに機械が学習してくれれば、人間が本当に考えなきゃいけない表現を考えるところに集中できますよね!しかも考えた表現が、音楽の知識不足により台無しになることもなくなりますよ!
僕は、時代がどんどん便利になっていくのに、音楽だけが留まる必要は無いんじゃないかなと思ってます。
例えば僕が最近購入したものだと、最新のMacBookPro。
こいつは最強です。初めてOS Serriaを使ったのですが、文字を打っている最中に文字が自動で予測変換されるんですよ。精度がまだちょっといまいちなので誤変換も多いのですが、これは今後に期待できる機能です。
それと同じ。
楽譜だって作っている最中に単純なコードトーンぐらいは自動で補完されるべきですし、理論を知らない人でも正しい音やリズムで楽譜を作れるような楽譜作成ソフトだって出てきても良いはずです。
さて。
僕と同じ夢をもっていて、音楽理論を知っている方。
こんな楽譜作成ソフト作ってみません?(思いつき)
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