【アカペラ】伝える技術を磨いて演奏をブラッシュアップしよう!


音楽は国語力
良く音楽の先生なんかが
「音楽は国語力です。」なんて言ったりしてませんか?

特に表現を詰めて行く上で単語力が大事なんて聴いたりします。
「楽しい」「軽やか」「麗しい」
「煌びやか」「もどかしい」
「神々しい」「神聖な感じ」

等と言ったように音楽を言葉で捉えて
そのイメージで演奏すると良い
なんて言う話なのですが・・・。

僕が今日いいたいのはそういう事じゃありません。
僕が今日言いたいのは「音楽って文章力だよ」と言うお話です。


音楽は文章力
皆さん小さな子供と関わった事はありますか?

恐らく大体の方が
何かしらの機会に小さな子供と接した事ぐらい
あるのではないかと思います。

その時にその子達に
「今日のアンパンマンってどんな話だった?」と聴くと
「えっとね・・・」最初から最後まで全部話してくれます。

これが大人になると
「人の分まで欲張って独り占めをするのは良く無いよという話」
10分間の話を5秒にまとめて返してくれます。

これは大人が子供に比べて
要点をまとめる力があるからです。

10分間にあった出来事を全て話されるより
要点を抑えて伝えてもらったほうが
当然のことながら理解はしやすくなります。

つまるところ
伝えたい事が伝わりやすくなります。

6ae569e128cc14fd3105e1bc44776513_s


音楽も同じですぞ
恐らくこのブログの読者の皆様は
これと同じ事を普通にやっていると思います。

10分間のアンパンマンのあらすじを話すのに
10分もかける人はなかなか居ないと思います。

しかしこれがアカペラになると
他人事ではなくなってしまいます。

盛り上がり曲線図を書いたり
楽譜に魅せどころを書き込んだり
はたまたオーディションの審査の際に
曲の魅せどころについて聴いたりすると

多くのバンドさんが全部を答えようとするのです。

いや。
もちろん自分たちで詰める分には
全部詰めるに越した事は無いと思います。
もちろん優先順位はつけて欲しいですけど。

しかし他人に魅せどころを伝える時に
全部言うのはアンパンマンのあらすじを
10分間かけて話している子供と何ら変わりありません。

魅せどころや自分たちがアピールしたい良さが
しっかりと整理出来ていない
のであります。


伝わる演奏
最近上手いなと感じるバンドさんが増えて来ました。

それと言うのも
上手いなと思わせるバンドさんって
twitterの30秒動画で魅力を表現してくる
のです。

最近だとhopefultoneに出場を決めた
ケミカルテットさんの動画が印象的
でした。


※あまりに良かったので勝手に引用してしまいました。
※まずかったら消しますのでご連絡ください。

30秒の動画ですが
ケミカルテットさんがどんなバンドなのか
そしてどんなアレンジで歌っているのか
大体予想がつきますよね。

※”どんな曲を”ではなく”どんなアレンジで”です。

盛り込みすぎず
でもしっかりと伝わる
非常に良い演奏
だと思います。

これから4年生になるにつれて
和音や内声外声の動きにオシャレ度が増して行くかと思うと
今からわくわくしてしまいます!!!

※全く面識の無い先日しったばかりのバンドさんです。
※偉そうにごめんなさい。


まとめ
流石にライブでは15分〜30分ほどの枠があります。
なので出来る事ももっと増えるかと思います。

それでもお客さんは忘れますし
他に印象に残るバンドさんがいたら
そっちが印象に残ります。

そんな中でしっかりと
自分たちのバンドカラーとバンド名だけでも覚えてもらうために
しっかりと自分たちがこれから歌う曲では何を伝えたくて
その集合体であるステージではどんなことを伝えたいのか
一度整理してから楽譜を見直すなり歌を詰めてみると良いかもしれません。

少なくとも
小さな子供が語るあらすじにはならないように
気をつけましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す