【アカペラ】個人が”学んで”そして”考える”時代になりました〜インターネットでの楽譜購入に思う事〜


インターネットでの楽譜販売
フォロワーさんの中にも
大学時代の僕の友人の中にもインターネットで
楽譜を販売されている方
を多く見ます。

JASRAC等申請が面倒くさいと言う事もあり
僕も一時期やろうかと思っていたのですが
やめてしまったのを思い出します。

さて。

最近特に「個人が」インターネット上で
楽譜を販売しているサイトを目にする事が増えました。

だからこそ僕は「学び」そして「考える」ことが
大事になってゆく
のかなと思います。


買った楽譜が正しい保証はない
僕が1年生の時でした。
当時インターネットで楽譜を購入しました。
編曲者は”自称”ピアニストの方でした。

曲の終わりがこんな形でした。

1

僕等は1年生ながらに
「何かこの終わり方変だな」と思いつつ
「購入した楽譜なので大丈夫」と決めつけ
歌ってしまいました。


上記の楽譜は間違っている?
曲のフィニッシュの和音がC系の何かなので
恐らく曲のキーはC Majorでしょう。

2

ここで今ならこの楽譜のフィニッシュの和音が
おかしい理由をしっかりと明言出来ます。

  1. まずは曲の終わり(解決の部分)をテンションでぶつけるのは極めて”特殊”であること。
  2. 次にC Majorのキーで11thはタブーであること(9thか13thを使うべき)。

があげられます。

編曲者がバンドにいれば何故オシャレ和音にしたのか
何故11thを使ったのか意図を聴けますし
もしもそこが浮いてしまうようで
あれば皆で前後の流れを考えられるから良いのですが

編曲者不在の購入する楽譜において
敢えて禁忌をおかしていると
それに気付けないと大変なこと(※)になりかねません。

※音を外しているとミスジャッジされてしまう等。


自分に判断が委ねられている
幸いこのブログのフォロワーさんのサイト
大学時代の友人のサイトしっかりとしたサイトです。

僕がそういう面白い事をやっている
アカペラーを見つける度にニヤニヤしながら
販売されている楽譜のサンプルを見たり聴いたりしているのですが

mokabuu.comのRSSアカウントをフォローしてくださっている方の楽譜
楽譜に困っている1年生が居たら是非参考にしてみて欲しいなと
思うものばかりです。

ただし。
世の中の楽譜はそういった楽譜ばかりではありません。

中には有料の楽譜なのに
平気で記譜や音が間違っている楽譜だってあります。
今1年生の時に購入したものを見返すと
笑えないぐらい酷いものもまじっています。

上記の11thの楽譜もずっと
ベースが全音符だったりしたので
絶対に敢えてのタブーではなくただの無知による
11thだったのだと思います。

インターネットの大海原には
悪質な楽譜も販売されているのです。

顔が見えない
経歴が見えないインターネット販売だからこそ
是非しっかりと自分のものさしでその楽譜をジャッジして
歌って欲しい
なと思いますし

誰もが楽譜を販売出来る時代って
そういう時代でもあるのかなと思いました。


まとめ
さてさて。
そんなこんなで僕もブログ記事と言った形で
アカペラについて散々発信している身な訳です。

僕は全記事に自信を持っていますし
間違った事は言っていない“つもり”ですが
僕も一介のアマチュア音楽家です。
しかもアカペラと言う限られたジャンルの。

なので是非
このブログを読んでくださる際も、
楽譜をインターネット購入する際も、
なんなら先輩と話す際も、

常に自分のものさしを持って
相手の言っている事が
相手の示しているものが
本当に正しいのか疑ってみると良いのかもしれません。


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