どうも!お久しぶりです!
突然ですが、皆さんは複数のことに同時に注意を払いながら歌えますか?
例えばコーラスの皆さん!
周囲のメンバーの音を聴くのはもちろんですが、その一方でリズム隊のビートを聴いていますか?
実は、これって簡単なようで凄く難しいことなんですよ!
バンドクリニックに行くと、「ベースが聴こえない」とか「パーカスが聴こえない」とか、そういった相談を受けます。
確かに、聴こえにくいかもしれない!
でも、よほど奏者がしょぼくない限り、全く聴こえないということはないと思います。
では何故聴こえないのか?
それは聴く習慣がないからです。
先ほどの例をひっぱります。
もしも本当に「ベース/パーカスの音が聴こえない」のであれば、リズム隊の2人は演奏なんて出来たものじゃないと思います。
だって、お互いの音が聴こえなかったら縦が揃っているかすらわからないじゃないですか!
彼らが特に何も言わないということは、
①リズム隊が何も考えていないポンコツ
②リズム隊の2人にはお互いの音が聴こえている
のどちらかなのです。
※もちろん99%が②だと信じています。
彼らは普段からお互いの音に耳を傾けて、集中しているので、お互いの音が聴こえているのです。
つまり、コーラスもベース/パーカスと同じぐらい、リズム隊の音に集中していれば聴こえると思いますよ!
それが難しいんですけどね…。
ちなみに、僕はコーラスしている時でもパーカスの音に耳が行きます。
プロの音源を聴く時も、アコースティックの曲を聴く時も、主旋律と同時にドラムかベースの音が入ってきます。
それは、どれだけ他のパートに集中していても、無意識にリズムセクションを聴くように「習慣化」されているからです。
例えば、通学路/通勤路で最寄駅から自宅まで歩くときに考え事をしていたとしましょう。
よほど深く思い悩んでいない限り、道を間違えることってないですよね?
それは毎日同じ道を歩いて、通学/通勤が習慣化されているからです。
当然、引っ越し直後など、通学/通勤が習慣化されていないときに、道順を考えずに歩いたら迷子になるでしょう。
迷子にならないのは、道順を考えなくても駅から自宅まで歩ける程度に通勤/通学が習慣化しているからです。
アカペラの演奏もこれと同じです。
周囲の音を聴いてピッチを調整する、リズム隊のビートを聴いてテンポやノリを統一する、など習慣化してしまえば無意識にできるようになります。
何か複数のことを同時にできないと感じたら「習慣化」できるまで、やり込んでみてください!
はじめこそ、意図的に頭を使って実践しないと出来ませんが、習慣化してしまえば無意識にできるようになりますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。