【編曲】わかって聴くと面白い!〜aikoの恋する乙女チックな音使い!〜


aiko
皆さんもご存知aikoさんの楽曲紹介の記事になります!

aikoさんの歌ってどれもどこか特徴的ですよね!
そんなaikoさんの歌の多くが恋の歌なのは言うまでも無いでしょう。
初編曲は「キラキラ」好きなコードは「6th」!

そんな僕が胸をはってお勧めします。
アレンジャーだからこそ面白いaikoさんの楽曲の聴き方です!


音の動きに刮目せよ

▼突然のメジャー和音

カブトムシのメロでいきなり「C7」が出てきませんか?
ここ本来であれば「Cm7」であるべきです。
敢えてマイナーで弾くべき音をメジャーにしているのです。

不安定な恋心を現す素敵な和音使いです。
これは通常ありえない音の動きなので違和感が生まれます。
一見すると音を間違えているように見える動きなのです。

この違和感がaikoさんの特徴でもあり
和音がどこか不安定に聴こえている要因でもあり
切ない中に暖かさが籠っている理由の1つなのです。

▼ブルーノートで歌います
そしてもう1つのポイントが
何と言ってもブルーノートです。

aikoさんの歌って臨時記号がやたらと登場しませんか?

これはaikoさんがブルーノートを使うが故です。

▼通常(メジャー)
ドレミファソラシド

▼通常(マイナー)
ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド

▼ブルーノート
ドレミ♭ファソ♭ラシ♭ド

aikoさんは「音痴」なんて言われることがありますが
これは彼女がブルーノートを使う故です。

本来我々が慣れ親しんだ音階であれば
次に「ミ」や「シ」が来るはずの場所で
彼女は「ミ♭」や「シ♭」を歌います。


まとめ
恋する乙女心を歌うaikoさんの歌が
恋する乙女の不安な気持ちや切ない気持ちを
美しく描画している背景に

彼女の独特な和音使いがあります。

歌詞とリンクさせて
その独特な和音を分析してみると
アレンジの際に絶対に抑えるべき音の動きが
綺麗に見えるだけでなく
aikoさんが
如何に上手くPOPSにjazzコードを
取り入れているのか
見えてきて面白いですよ!


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