皆さんはバンド活動の中で何かをごまかしたくなるときってないですか?
- 採譜中に登場した難しい音
- 上手くはもれなかった音源
- どうしても入れないテンション
しかし実は「ごまかし」ってバンドにとって害虫のようなものです。
ごまかし始めてしまうと、本来であれば成長に使うはずの頭をごまかしで使うことになってしまいます。
ごまかし続けているとごまかしのクリエイティビティしか付かなくなってしまいます。
そこで今日はバンドの害虫、「ごまかし」との戦い方について記事を書きます。
これは努力家な人ほどハマりやすい敵です。
人は積み重ねてきたものに執着してしまう傾向があります。
例えばあなたが一生懸命楽譜を作っていたとしましょう。
80%ぐらい完成した時に「致命的な和音のミス」が見つかったらどうしますか?
割と全体の作り直しに関わる様なミスだったらどうしますか?
多くの人がここで「作り直すのは勿体無い」と考えて今あるミスをごまかす方向に梶をきってしまいます。
ここで必要なクリエイティビティは「楽譜に置かれた変な音の並びを誤魔化す技術」です。
大切な「楽譜の構想力」や「綺麗に音を並べる技術」は身につかんのです。
これは任期が決まっていたり、責任の所在が曖昧な人ほどハマりやすい敵です。
サークルライブに出るためなら提出音源をがっつり加工するなどの不正ってできますよね!
別にオーディションないしは本番が終わるまでバレなきゃ良いのですから不正し放題なわけであります。
また後輩に頼まれて後輩の名前でこっそり楽譜を書いている時って聞き取りにくい和音を適当な音で代替できますよね!別にゴーストライターをやっているわけですから、ミスっていても痛くもかゆくもありません。
ここでも前者では「上手く歌うためのクリエイティビティ」ではなく「上手く聞こえる様に音源を加工するクリエイティビティ」が養われますし、後者では「和音を正しく聞き取る能力」ではなく「それっぽい音を並べる能力」が養われます。
音源の加工技術はそれはそれで大切な技術かもしれませんが、
やはり歌の上達という本質からは外れてしまうのです。
地位があるが自信がない人や高い評価を受けているが自信がない人ほどハマりやすい敵です。
自信がないので素直に自分のミスを認められないのです。
結果、ミスをしてしまったときに「どうやってごまかそうか」考え続けることになります。
ここでも結局、
脳みそをごまかすことに使っているため、本当に考えなければいけないことから逸れてしまいます。
結局、
本当につけたかった力・能力ではなくごまかす力・能力ばかりがついていきます。
ごまかし と戦うコツは簡単です。
上記した3人の敵に負けなければ良いのです。
- 積み重ねてきたものに執着せずに、ダメだと思ったらすぐにやり方を変えること
- 目先の利益に執着せずに、10年後に自分の実名で公開して恥ずかしくない成果に執着すること
- 間違っていたら直ぐに「ごめんなさい」をする勇気をもつこと
この3つができている人(バンド)は直近数ヶ月では成果がでなくても、しっかりと実力がついていくのでいつか大成する人だと僕は思います。
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